扶養を外れて働きだし、収入が増えました!私も「お小遣い」を増やして自分のために使いたいと思っていますが、どのくらいまでならOKでしょうか?
収入が増えたら、生活費を増やしたり将来のために貯金したりと、使い方の選択肢が増えるようになります。家族や将来のためにお金を使うのも大事ですが、がんばって働いた分は少しくらい自分にも使いたいと考える人も少なくないでしょう。 本記事では、世の中のお小遣い事情や収入に対して、妥当なお小遣いの割合を解説します。また、お小遣い額の決め方や将来のためのお金の貯め方も紹介していきます。 ▼扶養内で働いてるけど、労働時間が「週20時間」を越えてしまった!「社会保険」に加入する必要はある?
世間のお小遣い事情
株式会社SBI新生銀行(東京都中央区)が行った、「2024年会社員のお小遣い調査」(調査期間:2024年4月、調査対象:全国の会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、パート・アルバイトで20~59歳の男女2718名)によると、男性の55.3%が「お給料の“全額”を家庭に入れている」という結果から、半分程度がお小遣い制であることが分かります。 一方、女性は32.2%で男性と比べて割合は低くなっています。なお、男女別のお小遣い額の平均は、男性会社員が3万9081円、女性会社員が3万4921円という結果になりました。 また、1日のランチ代を前年の2023年と比較すると、男性が85円増、女性は2円減でした。物価高や賃上げなどがお小遣いにどのくらい影響しているかという点では、物価高の影響でランチ代も上がっているなか、多くの人が工夫しながらやりくりしていると考えられるでしょう。
主婦のお小遣いはどれくらい?
主婦の場合、専業か共働きかでお小遣いの平均額が異なります。株式会社ビズヒッツ(三重県鈴鹿市)が2019年10月に行った「妻のお小遣い額とその使い道についてのアンケート調査」(調査人数:1000人)によれば、専業主婦の平均額は7876円、共働き主婦の平均額は2万4671円という結果でした。 主婦のお小遣いの使い道で一番多いのは、服やアクセサリーなどの服飾代、次いで化粧品や美容院代などの美容代、交際費、趣味と続きます。これらは専業主婦も共働き主婦も関係なくこのような結果であることから、お小遣いの額に関係なく、女性がお金を使いたい内容は同じであるといえるでしょう。