【ラグビー】明大完封で開幕5連勝「誇りにしたいプレー」最終盤の好タックルで筑波大に31-0
<関東大学ラグビー対抗戦:明治大31-0筑波大>◇3日◇東京・秩父宮ラグビー場 4年ぶりの優勝を目指す明大が開幕5連勝を飾った。筑波大を完封で退け、神鳥裕之監督(50)は「このタイミング、この時期に0点に抑えることができたのは、チームとして収穫です」と手応えをにじませた。 明大は前半3分、BKで右に展開するとCTB秋浜悠太(4年=桐蔭学園)が目の前の相手を外に交わし、最後は右大外のWTB白井瑛人(1年=桐蔭学園)が先制トライ。同9分にも中央スクラムから右へ展開し、秋浜が主導権を握るトライを決めた。 19-0で前半を折り返すと、後半の最終盤に途中出場のBK竹之下仁吾(2年=報徳学園)がトライ寸前で独走する相手に好タックルを決めるなど、筑波大の攻撃を止め続けた。神鳥監督は竹之下のタックルを「明治のラグビーは、多くの方に応援してもらっている。最後の最後まで応援してもらう姿を見せる。最後のプレーは、我々にとっても誇りにしたいプレー」とたたえた上で「ここぞ、という時に、自分たちでコントロールできるスクラムを作るのが大事になっている。自分たちが求める姿は先にある」と引き締めた。 次戦は17日、秩父宮で3連覇中の帝京大戦となる。NO8木戸大士郎主将(4年=常翔学園)は「セットプレー、フィジカリティー…。帝京さんに去年、一昨年とドミネート(支配)された。明治としても勝ちたい。エリアマネジメント、エリアを取るBKとの連係。マインドの部分を一気に変えることは少ない。突き詰めたいと思います」と誓った。 筑波大は3勝2敗となった。【松本航】