夫に「来週から昼のお弁当を作ってほしい」と言われました。私も働いているのでお金をもらっていいですよね?どれぐらいが妥当でしょうか?
毎日500円の予算をもらった場合
仮に1食あたりの予算としてパートナーから500円もらった場合、自炊弁当の1食あたりの平均金額176円を十分賄えます。1食分で324円浮く計算となるため、500円は十分といえるでしょう。 しかし、パートナーがたくさん食べる方なら、176円では足りないかもしれません。 また昨今は物価が高騰しつつあるため、2023年時点の平均額では今後足りなくなる可能性も考えられます。多めに予算を見積もっておくために、500円ほどもらっておいたほうが安心でしょう。 ■残った分は貯蓄や外食費にしよう 今回のケースでは本人も働いているため、お弁当作りにある程度体力を使うことが予想されます。平均額に近い予算をもらってもよいですが、手間賃として残り分をもらうのもひとつの方法です。 また決まった金額でやりくりすると計算がしやすいため、月々の家計管理にかかる負担も減らせます。残った分を外食費に回すルールにしておけば、予算をオーバーする事態も避けられるでしょう。 今回の計算に用いた「家計調査」において、食費は最も高い支出項目です。家庭によって食費は多少増減しますが、外食費にお金がかかっている家庭ほど自炊で高い節約効果を発揮することが期待できます。
外食から自炊弁当に切り替えるだけで支出は抑えられる
今回の計算で、自炊弁当は外食のおよそ3~6倍の節約効果があることが分かりました。食事は毎日のエネルギー源であり、楽しみでもあります。満足度の高い食事にするためにも、予算は適切に振り分けましょう。 しかし、外食には「作らなくていい」「時間がかからない」といったメリットもあります。仕事が忙しいときは外食を使う、お弁当は決まった日だけにするなどある程度融通の利くルールにしておく方法もおすすめです。 出典 e-Stat 政府統計の総合窓口 家計調査/家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2023年 第1-1表 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり1か月間の収入と支出 二人以上の世帯のうち勤労者世帯 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部