トヨタが新型「アクア」発表! 新たな「小さな高級車“ラフィネ”」も追加された「大人気コンパクトカー」の優位点とは
「アクア」の後席や荷室は見た目以上に広くて使いやすい!
後席に座ってみると、頭上のゆとりがしっかり確保されており、ドアがルーフぎりぎりまで開くので、乗り降りもスムーズ。これならチャイルドシートに子どもを乗せる時にも、頭をぶつけにくいはずです。 足元スペースにも余裕があるので、ファミリーカーとして使いやすくなっていることを実感します。
ただ後席用の収納としては、センターアームレストを引き出すとカップホルダーが2個のみなので、ちょっと少ない印象です。 これはZグレードだとセンターコンソールが装備されているためで、XとGR SPORTにはリヤコンソールがあり、小物がおけるコンソールトレイと、カップホルダー2個が備わります。 その代わり、Xではリヤセンターアームレストはオプションとなるので、使う人数やライフスタイルに合わせてチョイスしたいところ。 でも、全車にAC100V/1500Wまでのアクセサリーコンセントが全車標準装備となり、非常時給電システムが利用できるのがアクアの強みです。災害などの際に、ガソリン満タン状態であれば400Wを約5日間使えるので、万が一の備えにもなりますね。 さて、アクアの荷室をチェックしてみると、見た目以上の大容量。A型ベビーカーが横積みできるかどうか、気になる子育てファミリーも多いと思います。 荷室のゲートは先代より開口部が広がり、中に入るとさらに横幅が広くなって最大1153mmにもなっているので、海外製のタイヤが太いバギータイプは要チェックですが、日本製の比較的コンパクトなベビーカーなら横積みが可能。 奥行きは656mm、高さは824mmとなるので、スーツケースなどもシートを倒さずに積みやすくなっています。 後席は6:4分割の前倒し式。軽く簡単な操作なので、荷物に合わせてフレキシブルに使いやすく、E-Fourモデルなら拡大したスペースがほぼフラットになるデッキボードも付属しています。 そのほか、コロナ禍を経てクリーンな空気の大切さを知った今、嬉しいのは「ナノイーX」が運転席側のエアコンアウトレットから放出される機能。Z、G、GR SPORTに標準装備、Xにメーカーオプションで、ウイルスや菌の抑制、脱臭機能やお肌・髪にやさしい効果があるといわれています。