【京都で坐禅】一度は体験したい!心研ぎ澄まされるプログラム3選|掃除やヨガの体験も
静寂な空気に包まれる坐禅体験は、日常を離れて心身をリフレッシュしてくれます。暑さが厳しい京都。一日のうちでも比較的過ごしやすい朝に、心静かに坐禅ができる寺院を紹介します。
1. 両足院
臨済宗建仁寺派の塔頭寺院である両足院は、建仁寺の開山・明庵栄西(みんなんようさい)禅師の法脈・黄龍派(おうりょうは)の龍山徳見(りゅうざんとっけん)禅師によって開かれました。 両足院では、坐禅とさまざまな体験を組み合わせた5種類の坐禅体験を用意しています。初めての人には、坐禅のほか法話と自由時間も含めて90分で本尊参拝や庭園の見学ができるプログラムがおすすめです。精神を統一し無我の境地に入る修行法である禅では、坐禅のように動きを止める修行のみならず、普段の生活のなかで行う炊事や掃除なども「作務(さむ)」と呼び修行と捉えます。
禅の修行をより深く体験したい人は、「坐禅とそうじ体験」に参加するのがよいでしょう。90分間の坐禅に加えて60分間で寺院掃除が体験できます。 終了後にはお茶を一服。坐禅で、掃除で、自分を見つめる時間を過ごしてからゆっくりいただくいただく朝のお茶は、きっと味わいがいつもと変わっているでしょう。 【両足院】 京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591 開催日/坐禅体験8時~もしくは8時半~、坐禅とそうじ体験8時半~など 所要時間/90分~180分 志納料/2,000円~5,000円 ※体験内容によって開催日および開催時間が異なります。
2.勝林寺
1550年に創建された毘沙門堂勝林寺は、京都・大本山東福寺の塔頭です。本山である東福寺の鬼門に位置し、仏法と北の方角を護る役目を担ったことから、「東福寺の毘沙門天」と呼ばれています。勝林寺では、「坐禅とヨガ体験」を毎月開催。坐禅を組み静かに心を落ち着けることと、ヨガをして体を動かすことの両方を通じて自己を見つめていきます。 体験の冒頭には勝林寺についてご住職からお話があるほか、坐禅についても説明してくれるので、初心者でも気軽に参加することができます。11時半から始まり、5分の休憩を挟んで、15分間の坐禅を2回、その後法話を聞き、最後に60分間のヨガを行います。