ガオー!なオヤジを洒脱に中和する「レザーにカシミア」
オヤジはオオカミ。いつ何時もハンターでありアグレッシブであるべきです。ただし、いまや令和の時代、オオカミの対極にある柔和さや優しさのベールでいかに下ゴコロを包めるかが重要。ということで、オオカミゴコロをレザーアイテムに見立て、何を選び、どうこなすのがいまどきなのかを徹底検証します!
皆さん、黒レザーはお好きですよね。でも、ギラリと光るこの一着は、そのまま着るとオオカミ度100%のアイテム。ゆえ、いまどきのムードで装うためには中和が必要不可欠です。 そこで役に立つのが極上のカシミアニット。この上品素材をインナーや小物、さらにはパンツに用いることで、無敵のオオカミに柔らかさや優しさ、暖かみをプラスしようというわけです。 しかもカシミアニットって、そもそもオヤジとの親和性抜群の高級素材。なので、例えば室内でレザーを脱いだ状態では、違和感もなく品良くリッチな大人に見えます。 で、屋外に出るや一転、無類の男らしさが薫り立つ。そんなギャップの妙もまたカシミア合わせの真髄のひとつ。一度心を許した相手が見せる男らしさや不良っぽさは、女性にとってむしろドキッ♥な要素ですからね。
◆ サンローラン/インナーがカシミアならほんのり柔らかな印象に
ポインテッドカラーとリブニットの袖口&ウエストバンドを備えたボンバージャケット。素材はとろけるように柔らかなグレインラムスキンを使用。 ブルゾン96万8000円、ニット25万3000円、パンツ44万円/すべてサンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ
◆ セリーヌ/男らしくも美しいロックな黒のバイカージャケット
セリーヌ オムのアイコンであるブラックレザーやスタッズなどの要素をふんだんに取り入れ、ロックテイスト薫るエッジの効いたデザインに仕上げられたバイカージャケット。しっとりと柔らかく、ほどよい厚みを備えたラムスキンが美しくオヤジの体に吸いつきます。
◆ ポール・スミス(レザージャケット)/ジョンストンズ オブ エルガン(カシミア小物)
黒レザーを中和するカシミア合わせは、ニットキャップやマフラー、グローブなど、足し引き容易な冬小物で行うのも有効打。肌触りも色出しも上品なスコットランドの名門によるカシミアニット小物ならクラス感も申し分なし。 柔らかく、上品な光沢を備えたラムレザーの2Bテーラードジャケット。同ブランド自慢のしっかりとしたテーラーリング技術が生きる、男らしくも上品な一着です。裏地にもポール・スミスらしさ弾けるドット柄のプリント生地を採用。 ジャケット13万2000円/ポール・スミス(ポール・スミス リミテッド)、ニットキャップ3万6300円、マフラー7万8100円、グローブ2万8600円/すべてジョンストンズ オブ エルガン