WBC全16チームメンバー発表 米国最強結成も、カーショーは辞退
3月に開催される第4回WBCの出場16チームの登録メンバーが発表された。ロースターの発表はMLBテレビを通じて行われ、まず米国のメンバーから発表された。 米国は優勝を狙えるメンバーを揃えた。 内野は強力。三塁手は4年連続ゴールドグラブのノーラン・アレナド(ロッキーズ)。ポール・ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)は2013年には本塁打と打点の二冠を達成し、走攻守揃ったメジャーを代表する一塁手だ。主に二塁を守るダニエル・マーフィー(ナショナルズ)は安定した打撃で、2016年はナ・リーグ2位の.347。手堅い打撃と守備ができるイアン・キンズラー(タイガース)らが並ぶ。 外野は2013年のMVPで守備にも優れたアンドリュー・マカチェン(パイレーツ)、ゴールドグラブ4回のアダム・ジョーンズ(オリオールズ)、イチローの同僚クリスチャン・イエリッチ(マーリンズ)。さらにこのオッズが発表された後、メジャーを代表するパワーヒッターのジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)で、こちらもオールスター級。 先発はクリス・アーチャー(レイズ)、25歳の右腕マーカス・ストローマン(ブルージェイズ)らがいる。アーチャーは、昨シーズンは不本意な成績に終わったが速球とスライダーは脅威だ。リリーフ陣にはインディアンスのワールドシリーズ進出に大きく貢献したアンドリュー・ミラー。マスクを被るのはメジャーを代表する捕手、バスター・ポージー(ジャイアンツ) リーランド監督は「他のチームがよい選手を揃えているのと同じように、米国も素晴らしい選手たちが揃っている。優勝のチャンスは多いにある」と話した。 ただドジャースタジアムで行われる決勝ラウンドに予備投手枠を使って出てくると噂されていたドジャースのエース、カーショーは、予備投手枠出場の可能性も含めて消滅。今回は出場辞退することになった。 続いて、発表されたのが、優勝候補のベネズエラとプエルトリコ。 ベネズエラは、2012年の三冠王ミゲル・カブレラ(タイガース)、先発はマリナーズのエース、フェリックス・ヘルナンデス(マリナーズ)、3年連続200安打のホセ・アルテューベ内野手(アストロズ)。指名打者のビクター・マルチネス(タイガース)、昨シーズンのゴールドグラブ賞、エンデル・インシアルテ外野手(ブレーブス)、アルシデス・エスコバル内野手(ロイヤルズ)がいる。 プエルトリコは、カブス世界一に貢献した若手のハビアー・バエズ内野手(カブス)、ベテランの強打者、カルロス・ベルトラン(アストロズ)、2015年の新人王、カルロス・コレア内野手(アストロズ)、走攻守に優れたフランシスコ・リンドーア内野手(インディアンス)。そして、2008-15年まで8年連続ゴールドグラブを獲得したヤディア-・モリーナ(カージナルス)がマスクを被る。 プエルトリコはベルトランが電話インタビューに答えて「国を代表してプレーできるのはうれしい。若い選手たちもとても良い」などと話した。