パリ五輪・パラ選手団が日本橋で感謝のパレード 「夢のような時間」
今夏のパリ五輪・パラリンピックの日本選手団が11月30日、東京・日本橋で応援感謝イベントを行った。約100人の選手たちは日本橋中央通りを約700メートルにわたってパレードし、沿道には約1万人の観衆が集まった。 【写真】パレードの折り返し地点で、パリパラリンピック水泳日本代表の選手たちと記念写真に納まる五輪柔道金メダリストの阿部一二三選手(左から2人目)=2024年11月30日午前10時10分、東京都中央区、吉田耕一郎撮影 日本選手団は2012年ロンドン大会、16年リオデジャネイロ大会の後は都内でパレードを行ったが、21年東京大会後は、新型コロナウイルスの影響で開催を見送っていた。 冒頭で、日本オリンピック委員会の三屋裕子副会長は「応援していただいた方々にありがとうと感謝を伝えるためのイベントです」と選手に呼びかけた。 五輪の体操男子団体金メダルの萱(かや)和磨(セントラルスポーツ)は「思ったより多くの人がこの場に来てくれて、夢のような時間だった」と感謝を口にした。 パラリンピックの自転車個人女子ロードレースで2連覇を遂げた53歳の杉浦佳子(総合メディカル)は「こんな大事な日にメダルを忘れてしまった自分に反省しかない」と笑わせた後、「私は障害だけでなく老化にもあらがっていかないといけないが、昨日よりも今日と、がんばっていきたい」と話した。(塩谷耕吾)
朝日新聞社