ガーナ大統領選で前職返り咲き、与党候補の副大統領が敗北認める
Maxwell Akalaare Adombila Christian Akorlie [アクラ 8日 ロイター] - 西アフリカのガーナで大統領選が7日に実施され、野党・国民民主会議(NDC)のマハマ前大統領(66)が勝利し、返り咲きを果たした。与党候補のバウミア副大統領が8日に敗北を認めた。 2012─16年に大統領を務めたマハマ氏は、バウミア氏が勝利すればこの世代で最悪の経済危機を招いた政策の継続につながると訴えていた。 世界第2位のカカオ生産国で主要な金産出国のガーナは、対外債務の大半を不履行とした後、昨年に国際通貨基金(IMF)と30億ドルの救済協定を結んだ。 マハマ氏はⅩで「私の圧勝を受けて、バウミア氏から祝福の電話をもらった。ありがとう、ガーナ」と投稿した。 バウミア氏は記者会見で「内部の独自照合データによると、マハマ氏が決定的な勝利を収めた」と述べ、NDCが議会選挙でも勝利したと指摘。いくつかの選挙区センターで乱闘が報告される中、緊張を和らげるために正式な結果の前に敗北を認めたとした。