子猫のステキな毛並みを思わずほめたら、男前のお兄さん猫も現れた!
こんにちは、世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回はヒマラヤ山脈の麓にあるブータン王国をご紹介します。 【猫写真17点】毛並みのいい子猫に続いて現れたお兄さんは美形だった! ここはブータンの首都、ティンプーです。ブータン国際空港のある町パロに滞在したあとでティンプーを訪れると、都会にやってきたと実感できるほどの活気がありました。 小売店の店先に猫がいるのは、地方の町も都会も同じです。パロと比べると猫の顔つきが垢抜けているような印象があります。一風変わった三毛模様の子猫の毛並みをほめてあげました。 すると、ひと回り体の大きな猫が現れました。1年前に生まれた兄だそうです。お兄さんもきれいで男前の猫なのでほめてやりました。母猫は店番が好きではないので、外に遊びに出かけているとのことでした。
歩道に大きな猫と子猫がいました。後ろは家具店で、路面から1段下がった高さのところにあります。 家具店の中には、別の猫がいました。外にいるのは母と子で、母の名前はベップ、子猫はプリンセスです。店の中にいるのは母の弟で、名前はチュンクー。チュンクーにはとくに意味はなく、人にもつける名前だそうです。 市場の衣料品コーナーで夢中になって毛繕いをしている猫がいました。毛並みが薄いように見えるのは、毛繕いのしすぎでしょうか。 こちらの猫もまた、毛繕いを念入りにしています。日当たりのよい場所に出て、リズミカルに体のあちらこちらを舐めていました。
餅をついているのかと思ったら、唐辛子や香辛料を潰して、調味料をこしらえているのでした。ブータン料理は、とにかく唐辛子がいっぱい入っていて激辛なのです。それに背を向けていた猫は、「向こうを見ると、目がしょぼしょぼするんだ」と、目を細めに開けていました。 ぼくのうちでも、唐辛子を干していて、近寄ると目がしばしばしてしまうね。唐辛子のことを思い出したら、あくびが出ちゃった。 ブータンには国中の道路に信号機が1つもありません。代わりにラウンドアバウト式交差点(円形または環状の交差点)が数多くあり、ティンプー中心部に1カ所にだけ、警察官が手信号で交通整理をしている場所があります。