夜遅くふらつきながら国道の側道を歩く高齢の女性…看護学生2人が保護 福井署が感謝状
福井県福井市に住む認知症の70代女性を保護したとして福井県警福井署は6月21日、同市の県立看護専門学校3年生の倉本貴至さん(20)と竹村優希さん(20)=ともに福井県坂井市=に感謝状を贈った。 同署や2人によると、5月18日午後10時ごろ、2人は坂井市丸岡町の国道8号を車で走行中、側道を歩く70代女性を発見した。腰を痛めふらついていたこと、石川県方面へ歩いていたことから保護。女性の夫に連絡を取った上で同署に送り届けた。同署には同日夕、夫から捜索願が出されていた。 同署で帰山尚樹署長が2人に感謝状を手渡した。倉本さんは「緊急の対応を実践でき、自信になった」、竹村さんは「女性が今は何事もなく過ごされほっとしている」と話した。
福井新聞社