画像提供：環境保全研究所

自宅で栽培したユウガオを食べた長野市の60代夫婦が下痢や嘔吐などの症状を訴え、保健所は食中毒と断定しました。調理の前に果肉をなめて強い苦みを感じたら、食べずに捨ててほしいとしています。 長野市保健所によりますと、27日午後2時ころ、市内の医療機関から「苦味の強いユウガオを食べて体調不良となった患者を診察した」と連絡がありました。 市内の60代夫婦が27日の朝食で、自宅で栽培した「ユウガオ」を使って汁ものにして食べたところ、下痢や嘔吐などの症状が出たということです。妻は、一時入院しましたが、夫婦ともに快方に向かっているということです。 ユウガオはごくまれに、高濃度の苦味成分を含むものがあり、食べると数分から数時間で吐き気や嘔吐などの症状が出るということです。 長野市保健所の担当者： 「（食べたことのある人の話では）口にちょっと含んだだけでも苦みが口全体に広がって、しばらくその苦みが続くぐらい本当に苦い。調理の前に少しだけ味見をしてみて苦みを感じたら、もったいないと思わず捨てていただくことをご注意いただきたい」 ユウガオは、これから旬を迎え、スーパーなどにも並びます。県内では、過去10年間で3件9人の食中毒が発生しています。