車中泊歴7年の筆者が選ぶ「寝袋(シュラフ)」3選 冬の車中泊におすすめの“あったか寝袋”
冬の車内は、暖房をつけていないと外と変わらないくらい寒くなります。暖を取るためにエンジンをかけっぱなしにしている車を多く見かけますが、実は、車中泊中のアイドリングはマナー違反です。 【画像】足元までゆったりとした作りの「CAMDOOR 寝袋」 周囲の車両に迷惑がかかるばかりでなく、トラブルの原因になることもあるため、あまりおすすめできません。しかし暖房器具が全くない状態では、寒すぎて眠るのは難しいですよね。 筆者も、車中泊の際には電気毛布などを使用して寒さをしのいでいますが、電気毛布の使用にはポータブル電源が必須。ポータブル電源を持っていない、購入予定がない人は、電気で稼働する暖房器具を使うことができず、暖を取る方法が限られてしまいます。 「ポータブル電源や暖房器具に頼れない」という人におすすめなのが、「冬用の寝袋(シュラフ)」です。 冬用のシュラフは、冬のキャンプや登山でも使用可能な製品が多く、車中泊でも問題なく使うことができます。そこで今回は、車中泊歴7年の筆者が、冬の車中泊におすすめの「冬用寝袋(シュラフ)」を紹介します。
素材・形状・快適使用温度をチェックしよう
寝袋を選ぶ際にチェックすべきポイントは、「素材」「形状」「快適使用温度」の3つです。 まずは素材ですが、主に化学繊維とダウンの2種類があります。ダウン素材は保温性が高く寒さに強いため、保温性重視で選ぶならダウン素材がおすすめ。軽量でコンパクトな商品が多いので、持ち歩きにも最適です。 化学繊維は保温性ではダウンに劣りますが、湿気に強く、洗濯もできる点が魅力です。清潔な状態で長く使い続けることができます。 次に、寝袋の形状について。寝袋の形状は主に、「封筒型」と「マミー型」の2種類です。封筒型は名前の通り、封筒のような長方形の形状をしており、足を入れる部分まで角形です。足を入れる部分が広めに作られており、窮屈さを感じずゆったり寝ることができます。 一方、マミー型は人体に合わせて足先に向けて細くなる形状になっています。隙間から冷たい空気が入りづらく、封筒型よりも保温性が高い形状なので、氷点下以下になるような寒い地域での使用におすすめです。 素材と形状を選んだら、最後に必ずチェックして欲しいのが快適使用温度です。 冬用の寝袋は、快適に寝られる温度を「快適使用温度」として設定しており、製品ごとに温度が異なるので注意が必要です。事前に使用予定場所(滞在地)の最低気温を調べて、快適使用温度が対応しているものを選ぶようにしてください。