「篠田麻里子」所属事務所の破産で心配される「体当たり不倫妻演技」のギャラ未払い
11月27日、芸能界に衝撃が走る出来事が起こった。 芸能事務所「サムデイ」が公式サイトを通じて破産手続き開始の申し立てを発表した。理由は債務超過。代表取締役の高橋裕氏は、「事柄の性質上、タレントや従業員に事前告知ができなかった」と謝罪し、12月26日まで一部営業を継続することで突然の活動停止を回避する意向を示した。 【写真】「ギャラ未払いが数百万円ある」と告白した女性タレントはこちら 同事務所には、藤原紀香(53)や篠田麻里子(38)といった有名タレントが所属しており、突然の破産発表には業界の内外から驚きの声が上がった。 篠田もSNSを通じてコメントを発表。「長年お世話になった事務所には感謝しています」としつつ、「私自身も直前に事の次第を知らされたため、今後のことについては何もお伝えすることができない」と複雑な胸中を明かした。 サムデイの破産は、芸能プロダクションの倒産が相次ぐ近年の状況を象徴するものと言える。 2023年にはVRアイドルグループ「えのぐ」などが所属していた岩本町芸能社や俳優の大東駿介らが所属していた「A.L.C.Atlantis」など12件の芸能プロが倒産。帝国データバンクの調査では、22年の3倍となっている。 24年もタレントの壇蜜など52人が所属する「フィット」が破産したほか、女優の吉岡里帆が所属する「エー・チーム」が休業を発表するなど、芸能プロの行き詰まりが表面化しており、業界全体が厳しい局面に直面していることは明らかだ。 その背景には、テレビ業界の制作費削減やSNSの台頭がある。 「個人で活動するYouTuberやインフルエンサーの増加により、芸能プロが従来得意としてきたタレントを発掘し、じっくり育てていく手法は割が合わなくなってきた。一方で、旧ジャニーズ騒動の影響もあり、退所者が干されるという前時代的な業界ルールには世間から厳しい目が向けられるようになった。それにより、タレントが独立しやすくなりました。また、運営難に陥る最大の要因はテレビの出演料の大幅減です。看板タレントが芽の出ていないタレントの分まで稼ぐというビジネルモデルが成立しづらくなっています」(芸能事務所スタッフ)