馬術で92年ぶりにメダル獲得『初老ジャパン』の真実 世界で戦うため家族と離れて技術を磨く日々 陰で支える家族との絆
■乗馬クラブ、そして家族の支え「馬だけに集中できる環境を作ってあげたかった」
【北島隆三選手】「帰りました!」 【乗馬クラブクレインオリンピックパーク一同】「おかえりなさーい!」 8月16日、北島選手と田中選手は、ヨーロッパに送り出し、支えてくれている所属先の乗馬クラブを訪ねました。 オリンピックの後、乗馬体験の申し込みは通常の10倍になったとか。 みんなで記念撮影をする時の掛け声は…。 【乗馬クラブクレインオリンピックパーク一同】「初老!ジャパーン!」 【北島隆三選手】「何ちゅう掛け声や!」
馬術界の未来のため、後を追う後輩に、熱心に指導します。 【北島隆三選手】「僕たちは会社員なので、イギリスで活動するにあたって、従業員、全スタッフに理解していただく。そしてうちの会員約4万人の全員のサポートがあって、ようやく僕らが活動できるので」 「少しずつでも日本の中で認知度が上がっていけば、未来の選手たちがもっともっと活躍しやすい環境っていうのは整ってくると思いますので、微力ながら少しでも力になれればなという風に思っています」
支えてくれているのは、離れて暮らす家族も同じです。 【北島選手の妻 笑子さん】「不思議な感じよね?なんか知らん人みたいね、知らん人。知ってるけど、知らん人」 【北島隆三選手】「なんでやねん」 子育ては、日本に残る妻・笑子さんが一手に引き受けてきました。 【北島選手の妻 笑子さん】「もう馬だけに集中できる環境を作ってあげたかったので。もう役割分担をしようっていって。『もう自分は馬のことをしてください。私は子供のことをします』っていう役割分担をバチっと作って、それでやってます」 【北島隆三選手】「ええ奥さんやね。なかなかおらへんよ。『あんたもっと(育児を)やりなさいよ』っていう奥さんばっかりやろ、普通。普通そうやと思うけど」 Q.寂しくない? 【北島選手の次女 一響(かずき)さん】「最初は寂しかったけど、慣れたというか」 Q.でも帰ってきたときは嬉しい? 【北島選手の次女 一響さん】「うれしい」 【北島選手の妻 笑子さん】「ホッとしたでしょ?満足気やん」 【北島隆三選手】「俺?そやね。良かった、良かった」
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