「間違いない旬な新車大賞2024」自動車ジャーナリストが推薦!“アジアンコスパSUV部門大賞”はインド産の真逆戦略をとった2台
本誌人気連載「遊べるクルマ」もついに100回!珠玉の新車たちの中から今選んで、買って間違いなしの旬な新車を、小沢コージが独自に選んでお届けしますっ! ⇒【写真】自動車ジャーナリストおすすめ!アジアンコスパSUV部門大賞の詳しい画像を見る(全8枚) 今回は、IOTY(Imashun of the Year)「アジアンコスパSUV部門」をご紹介!
新アジアの時代!ますます魅力的なSUVが入ってくる
これまた新時代か!かつてアジア生産車は人気はイマイチだったが今は違う。まずは今春ホンダがタイ開発、インド生産のグローバルコンパクトSUV、WR-Vを初導入。これが全車ノーハイブリッド、ノー4WD、ノー電動パーキングブレーキの割り切りこそあれホンダセンシング、LEDヘッドライト、7インチメーター全車標準で250万円以下の衝撃コスパ。初期受注1.3万台と常識を打ち破った。 スズキも今秋同じくインド産コンパクトSUVのフロンクスを導入予定。面白いのはホンダと真逆の作り直し戦略で、なんと日本専用に1.5ℓマイルドハイブリッド、フルタイム4WD、電動パーキング、上質シートを搭載。結果インド生産ラインは結構な作り直しで、今後このアジア戦略が続きそうだ。
4WD、電パ、足回りは日本専用開発!贅沢すぎるアジアプレミアム戦略
IOTYアジアンコスパSUV部門大賞 スズキ フロンクス 価格未定 WR-V同様のインド生産グローバルコンパクトSUV。全長ほぼ4mでトヨタライズ同等の扱いやすさ。かたや全幅はライズより7cm広くよりセクシーで全高は7cm低く立体駐車場可。なにより日本専用設計の度合がすごく、現地ラインを刷新して4WDや最新の先進安全システム、電動パーキングブレーキまで搭載可。 ■ボルドーレッドの内装まで専用! 専用開発は内装にも及んでおり、ボルドーレッドの合皮シートは日本専用。足回りや電動パワステも専用!
ポイントを押さえた絶妙な割り切り!全車250万円切りの圧倒的コスパ
IOTYアジアンコスパSUV部門大賞 ホンダ WR-V ¥2,098,800~¥2,489,300 タイで開発、インドで生産のグローバルコンパクトSUV。ヴェゼルにボディサイズは近く、全長は5mm違いで全幅は同一、全高のみ70mm高い。主な違いはヴェゼルでは選べる1.5ℓハイブリッドや4WD、電動パーキングブレーキが選べないところ。しかし118PS&142Nmの1.5ℓ直4ガソリンは同一で、価格は全車250万円以下! [ ●全長×全幅×全高=4,325×1,790×1,650mm ●エンジンタイプ=水冷直列4気筒横置 ●総排気量=1.496ℓ ●最高出力=87kW ●最大トルク=142N・m ●トランスミッション=無段変速オートマチック+パドルシフト ●燃料消費率(国土交通省審査値)WLTCモード=16.2km/ℓ ※数値はZ+(FF)]
■小沢コージ 愛情あふれる独自の視点でクルマを語るバラエティ自動車ジャーナリスト。雑誌を中心にWebなどにも多数寄稿。2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員も務める。YouTube kozziTV絶賛配信中! 取材・文/小沢コージ 撮影/和田清志
MonoMaxWeb編集部
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