歌舞伎俳優の市川新之助さん（10）と、姉の市川ぼたんさん（12）が5日、自身が出演する初春歌舞伎公演『平家女護嶋 恩愛麻絲央源平』の公開舞台稽古の前に、報道陣の取材に応じ、意気込みを明かしました。 【画像】2024年の抱負を語った市川新之助さん、市川ぼたんさん 舞台は、動乱の世で支え合いながら強く生きる家族の愛と絆を描いた作品で、父・市川團十郎さん（46）と親子3人で共演します。

■新之助さんマイペースな回答で父を驚かせる

（左から）市川新之助さん、市川團十郎さん、市川ぼたんさん

今作では、新之助さん、ぼたんさん共にセリフが多くなっているそうで、記者から“特に思い入れのあるセリフ”を聞かれると、ぼたんさんは「花道で1人で言うセリフがあるんですけど、そのセリフは特に印象的です」と回答。 続けて、新之助さんも”思い入れのあるセリフ”を聞かれると、即答で「ないです」と答え、報道陣を笑わせました。その後も首をかしげながら「心に残るセリフは……ないです」と明かし、横にいた團十郎さんは「いや、ちょっと…」と予想外の回答に驚いた様子。 さらに、新之助さんに、“稽古をしていて大変だったところ”を聞いてみると「立ち回りはありました。でも…」と悩む表情を見せると、團十郎さんが「いやでも大変だと思うよ。ちょうど私は舞台で見られないですけど、親としてはケガなく終わってほしいなと思っております」とエールをもらっていました。