「神客キター!!」「クレカのポイント残高…に?2000万!?」お酒の匂いがする怪しい客の正体とは!?【作者に聞く】
デパートに入っているショップで働いていたときの“接客あるある”を漫画にしているゆき蔵(@yuki_zo_08)さん。接客業をしていれば当然といえば当然だが、よいお客様ばかりではなく、不審者やクレーマーも度々来店する。なかにはストーカーへ発展するケースもあり、ゆき蔵さんもストーカー被害の経験者だった。そんな矢先、閉店間際に初見の男性客がフラリと入ってきた。 【漫画】“神客”なのに怪しい行動…その理由は? 閉店30分前に婦人服のショップへやってきた彼の顔は赤く、ほのかにお酒の匂いも漂っていた。男性客への接客に慎重になっていたゆき蔵さんはしばらく様子を見ることに。数々のトラブルを経験してきたからこその警戒心が働いたが、どうやら彼は真剣に商品を検討している様子だった。出遅れた感はあったもののお声がけをすると、ゆき蔵さんが提案したワンピースをとても気に入ってくれたようで「そのワンピースで一式コーディネートしてください。できれは靴まで」とまさかの靴やバッグに至るまでの、まるごと1コーデをご所望。怪しげに思えた男性客の正体は、まさかの神客だったのだ!! その翌週も彼はお酒の匂いを漂わせて閉店間際に来店。ゆき蔵さんにコーディネートを依頼すると、またもや1コーデまるごとをお買い上げ。前回は現金払いだったが、今度はカードのポイント払いを希望されたので、ゆき蔵さんはポイント残高を確認。すると、そこには目を疑う数字が出てきた。「に、に、2000万ポイント…だと?」。この“神客”の正体とは…?なぜお酒の匂いとともに現れるのか?なぜいつも閉店間際なのか?そして3度目の来店時に満を持して“あの世界最高峰といわれるブラックカード”が提示されたが、なぜ支払い方法を変えていったのか?漫画後半で、その深い理由が明らかにされるのでぜひ読んでみてほしい。当時のことについてゆき蔵さんに話を聞いてみた。 ――閉店間際に訪れた“神客”ですが、最初の印象はいかがでしたか? 最初の印象は「難しそうなお客様」でした。感情も読めず、しかも婦人フロアでは珍しい中年男性で…正直、警戒していました。 ――クレジットカードのポイントで2000万ポイントはなかなか見ない数字ですよね。実際に目にした感想は? このときに手渡されたのは自社のクレジットカードなので、当百貨店と系列グループ店舗での買い物で貯まったポイントとなります。「端末が故障したのかな」と半信半疑でした。場所によっては、都内でも中古マンションが購入できる額だったので…! ――3度目の来店で提示された“あのブラックカード”とは、限られた人のみが持てるという最難関のクレジットカードのことですよね? はい、ずば抜けて取得難易度が高いと噂されるあのカードです。私はそのとき初めて本物を見ましたが、手渡されたチタン製のカードは本当に重く感じました。 漫画では、“神客”が支払い方法を変えて行った理由のほか、“神客”にとって「低価格な店(=ゆき蔵さんの働く店)」で購入する理由や、一体誰のための服なのかも判明!さまざまな謎が解き明かされるので、ぜひ最後までご覧あれ。 ゆき蔵さんのブログ「ゆき蔵さんぽ。」には、ほかにも実話をベースに描いたエピソード漫画が満載。ほかのスタッフが遭遇したストーカー客や迷惑客、クレーム客のエピソードを実際にあった話を元に描いているのでとても興味深い。毎日20時30分、多いときは1日に2回(12時、20時30分)更新しているので、ぜひ読んでみて! 取材協力:ゆき蔵(@yuki_zo_08)