団長安田が10代目自転車名人に! 身をもってヘルメットの必要性を実証すなど普及活動
ロードバイク乗りは安全に楽しんで、余裕をもってほしいな~
「僕ができることっていうのは、楽しむスタイルを名人らしくしっかりと打ち出していけたらいいかなって。多くの方を巻き込んで、自転車は歯を食い縛るんじゃなくて、楽しいよっていう部分を伝えていただけたらいいなと思っております。世の中には逆走する自転車もいますし、ヘルメットかぶってない人もいます。その人たちに、ロードバイクの人たちが怒鳴りつけてるところをよく見るんです。でも相手はびっくりして、ロードバイクに乗ってる人は怖いみたいなイメージになっちゃうので、バイシクルクラブでも言っているシェア・ザ・ロードをしていきましょう。ロードバイクやスポーツバイク乗ってる人の方が避けてあげて、『ちょっと危ないですよ』ぐらいで優しく教えてあげられるようになったらなと思ってます」。
レースでは表彰台よりも次の日に仕事に行けることが大事
「自転車レースでもよく言うんですけど、レースに出たときに10位が9位になりたい。9位が8位になりたい、1位になりたいってやってますけど、一番大事なのは無事に家帰ってお仕事に行くことなんです。表彰台だったって言うても、嫁に『ああ、そうっ』て言われるだけです。落車して次の日に仕事行かへんかったら、嫁から『何してねん』って言われるので、まずは安全に乗りたいなと思います」。
受賞理由にもなった「自らの体を捧げた自転車ヘルメットの安全実証実験」
「トライアスロンでスイム、バイク、ドクターヘリっていう三種もやってしまったことがあります。本当にあれはもういろんな人にご迷惑かかるし、家族にも迷惑かかるし、自転車のイメージもよくなくなったので、これからは安全に楽しいもんだよっていうのを発信できればいいなと思っています」。 これは受賞理由にもなった「自らの体を捧げた自転車ヘルメットの安全実証実験」のこと。2015年にトライアスロン競技中に落車し、ドクターヘリで搬送される大ケガを負った経験について語った。 いまでこそ笑いのネタしている団長さんだが、当時は脳内出血で入院するほど重度なもので、この経験は多くのトークの場でお笑いとともに伝え続けている。 自転車については、安全はもちろん、乗って楽しむところから、ロード・競輪の観戦まで幅広く知っている団長さん。今後は自転車名人として笑いとともに自転車を広めることに大きな期待がかかる。 団長安田の自転車大サーカスの記事はコチラから。 「団長安田の自転車大サーカス」一覧。
Bicycle Club編集部