「すぐ直さないと屋根つぶれる」クーリングオフ故意に説明せず逮捕…訪問営業には若者20人関与、「トクリュウ」か
屋根の修繕工事の契約で故意にクーリングオフ(無条件解約)の説明をしなかったなどとして、京都府警は18日、大阪市西区、リフォーム会社社長(27)を特定商取引法違反(禁止行為など)の疑いで逮捕した。調べに対し、黙秘しているという。
発表では、容疑者は9月10日、京都府南丹市の男性(72)と屋根工事の契約を結んだ際、故意にクーリングオフの説明をせず、契約解除の事項を記載した書面を交付しなかった疑い。契約を結ぶ前、男性に対し「このままだと屋根がつぶれる。すぐに直さないといけない」などと説明していたという。
訪問営業には容疑者のほか、アルバイトの若者が少なくとも20人以上関わり、一部はSNSを通じて応募していたとみられる。府警は、SNSなどでメンバーを集めて事件を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」の可能性もあるとみて調べる。