ラリージャパン2024がついに走行開始。シェイクダウン1走目の最速はヌービル/WRC日本
11月21日、愛知・岐阜県を中心に開催される2024WRC世界ラリー選手権第13戦『フォーラムエイト・ラリージャパン2024』の最初の走行となるシェイクダウンがスタートした。 【写真】シェイクダウンが行われる鞍ヶ池公園へ向かう勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)/2024年WRC第13戦ラリージャパン 世界最速のラリードライバーたちが速さを競うWRCが、今年も日本にやってきた。 迎えた21日は、午前9時より、本格的なラリーが始まる前の試走セッションであるシェイクダウンが鞍ヶ池公園にて実施された。 このシェイクダウンでは、鞍ヶ池公園敷地内の2.75kmを各車数回走行。今晩19時より開幕となるラリージャパン2024の全21ステージへ向けた準備を進めていく。 走行順はラリー1マシンから先にスタートし、ドライバーズランキングの上位選手から順にコースインする。 気温12度と冷え込んだ秋晴れの朝、ヒョンデ・シェル・モービスWRTのティエリー・ヌービル(ヒョンデi20 Nラリー1)から順にアタックを開始した。 ヌービルは、公園内のセクションで若干ホイールを段差にぶつけながらも2分20秒1を刻み、暫定トップタイムをマーク。 2番目以降は、オット・タナク(ヒョンデi20 Nラリー1)、エルフィン・エバンス(トヨタGRヤリス・ラリー1)、セバスチャン・オジエ(トヨタGRヤリス・ラリー1)と順にアタックを行うもヌービルのタイムに続く。 シーズン最後にホームラリーを迎えた勝田貴元(トヨタGRヤリス・ラリー1)は、6番目の出走となり、2分22秒5の5番手タイムを刻んでいる。 走行直後のインタビューでは、「すでにたくさんのファンに会えていて、いいカムバックになっています。ステージはかなりの難易度ですが、まずはリズムを見つけなければいけません。ですがきっと大丈夫です。プッシュするためにもいいリズムが見出せると思います」とコメント。これから始まる母国戦へ向けて順調に走行を開始した。 最終的なトップタイムとなったのは、最初にアタックを開始したヌービル。シェイクダウンが行われた公園内にはたくさんのファンが集まり、ドーナツターンもあるド迫力のアタックを間近に楽しむ様子も見られた。 この後は、ラリー2マシンの最初の走行を終えたのち、各車アタックを繰り返しながらマシンとドライビングの調整を進めていく。17時からは豊田スタジアムにてセレモニアルスタートを実施し、19時5分から同スタジアムの特設コースにてスペシャルステージ1『豊田スタジアムSSS1』が行われる予定だ。 [オートスポーツweb 2024年11月21日]