天麗皇希×風香AP対談 プロレス界の枠を越えて、 「世間に知られるスター」になってほしい!
「1月3日の大田区総合体育館でみんなに『皇希すげえ!』って夢を見せたい」(皇希)
――アクトレスガールズでの2年間があるとはいえ、デビューから7か月間を全力でダッシュしてきて、今後、風香さんが皇希さんに期待することはなんですか? 風香 ちょっと「飛び級」みたいな発言になっちゃうんですけど、ざっくり言うと「世間に知られる人」になってほしいです。すごくインパクトのある見た目で「こういう子がいる」と知られさえすれば食いつかれる気はするんですよ。だから、マリーゴールドの広告塔的な存在にもなってほしいですし、私はもっと広く届く人になってほしいです。そのために今、色々と動いていているんですけど。 ――今、マリーゴールドに取材の数が多いのは「期待感」の現れで、中でも皇希さんの存在は大きいですね。 風香 小川さんに最初に言われたのは「激しい試合を求め続けたらエスカレートしてしまうし身体が壊れてしまう」と。だから、選手個々の価値を高めて、極端な話、入場だけでも満足させることができる選手でありタレントになるのが理想だと私は解釈して。マリーゴールドは皇希ちゃんもそうですけど見た人が「こんな人がいたんだ!」って驚く選手が揃ってるので、もっと世間に出ていく道を作らなきゃいけないと思ってます。今、そのための種を撒いてるところで、一般層に向けての発信は簡単ではないですがどんどん動きたいし早く届けたいです。 ――今年は「極悪女王」で昭和の全日本女子プロレスが世間にインパクトを与えましたね。皇希さんはご覧になったそうですね。 皇希 ちょうどリーグ戦の最中で、移動のバスの中で観たんですけど。「こういう人たちが今、自分が立っている女子プロレスのリングを創り上げてくれたんだな」って改めて実感しました。その時代を生で観たような、すごくいい刺激を受けました。 ――出たかったですよね? 皇希 出たかったです! 風香 これからは、そういうプロレス企画には必ず呼ばれるようになりたいですね。 ――演技とプロレス、両方出来る人たちがここにいます、と(笑)。では皇希さんが今後、達成したい夢を聞かせてください。 皇希 今、GHC女子王座のベルトを巻いてて、自分がもっともっと強くなって、このベルトの価値を高めていきたいです。まだまだやりたいことはたくさんあるんですけど、最終的に私は海外に行きたいなっていうのはずっと思ってて。元々興味はあったんですけど、そのときは役者としての自分のこともあって「機会があれば」みたいな感じでモヤモヤしてました。マリーゴールドに来て、実際にプロレスラーになって、ジュリアさんっていう存在が大きかったかもしれないですね。ジュリアさんが実際に海外に行って、向こうの試合を観たりしてるうちに自分もマリーゴールドを大きくしたら「いつか…」っていう目標になりました。 風香 マリーゴールドは「夢をかなえる場所」であってほしいなって思います。でも、欲を言うなら、どこかで活躍しても帰る場所はマリーゴールドだったらいいなと思います。 ――では最後に「プロレスTODAY」の読者にメッセージを。どちらから行きますか? 風香 私からいって、皇希ちゃんが上手い締めコメを(笑)。 皇希 うわー、やめてください(笑)。 風香 次のビッグマッチは1月3日「MARIGOLD FIRST DREAM2025~初夢」(大田区総合体育館)です。天麗皇希対後藤智香のGHC女子選手権とか5大タイトルマッチの他に、山岡聖怜がMIRAIちゃんと戦う注目のデビュー戦があります。1月3日は「興行戦争」になりますけど、絶対に「マリーゴールドを選んでよかった」と思える時間になると思うので。ぜひ、1月3日はマリーゴールドに来てください。 ――では皇希さん、締めコメをお願いします。 風香 いつものいいやつを(笑)。 皇希 えー(笑)。そうですね、私、ずっとこの取材を受けているときも、今、自分がプロレスラーとして歩んでいってる道をみんなにも一緒に応援して、ついてきてほしいっていうのはずっと言ってるんですけど。1月3日はマリーゴールドとして2回目のビッグマッチになると思うんですけど、自分、大田区が地元なので。 風香 そうだよね。 皇希 応援に来てくれるみんなに「うわー、皇希すげえ!」っていう何か夢を見せられるような大会にしていきたいなと思ってるので。まず1月3日の「興行戦争」に勝って、そこからマリーゴールドをさらにさらに盛り上げていけたらいいなと思ってます。1月3日、ぜひ大田区総合体育館に来てください。 ――本日はありがとうございました。(了) 『MARIGOLD FIRST DREAM2025~初夢~』 大田区総合体育館(東京) 開場13:00/開始14:30 インタビュアー:茂田浩司 (スポーツライター)
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