タックル問題で日大学長が会見(全文3)文書でのやりとり対応遅れの原因
再発防止策として具体的に検討していく内容について
TBS:TBSテレビの【ナカタニ 00:41:47】と申します。先ほど、今回の件を受けて再発防止を検討していくとおっしゃってたんですけども、きのう【総長 00:41:55】に提出された文書の中でも再発防止に触れていたということで、具体的にこれから検討していく内容を教えていただければと思います。 大塚:まだ具体的にということではございませんけれども、各競技によってそれぞれルールが違いますので、それを十分に意識してけがを防止するというようなことを認識するということと、今回のこともそうですが、選手たちの気持ちの問題ですね。やっぱりスポーツに臨む気持ちの問題、そういうことも含めて【一応 00:42:31】話し合いながら、理解を深めていかないといけない。フェアプレーというのはどういうものかというようなことも含めて、それぞれの競技に応じたいろんな指導があるのではないかなと感じていると思います。そんな対策を考えていきたいと。 TBS:その中でコーチと、指導員と選手のコミュニケーションについて【*****00:42:54】考えている。 大塚:多少、今回も、会見でしか私は見ておりませんけども、本当にコミュニケーションなかなか難しいところがあるのではないかな。それから世代間というか、ちょっと理解が違うのでコミュニケーションができてるというふうに思っちゃうこともあるというようなことを、なんか今回も多少影響してるのかなというのが印象でございまして。今、いろんなところで、大学に来てて休んでしまうというようなこともなかなか、一般の学生ですけども、友達を、環境が変わったところで友人をうまくつくれないとか、いろんな状態で、世の中で自分で生きていくというのがなかなか難しいような状況でありますので、本学では今1年生、新入生に関しまして、いろんな学部の学生を共同で教育しようという形で、本学の【全体**00:44:01】、教学の理念でありますけれども、自主創造の基礎という中で、共同した学習の場をつくってあげて、なるべく多くの友人と知り合うということを考えていっているわけでありまして。 なかなかうまくなじめないというのも今の子たちの一部にはおられるのがちょっと、現状ではないかなと。孤立化しちゃうというか、構ってもらいたいのか、なんかその辺の心情が分からない部分が今の学生たちにもあるので、そこを今、ケアするのにこちらも心を砕いてるというところでございます。 TBS:今回の当該選手については、結構チームメイトも仲良く、孤立化してたとかその【**00:44:51】問題ではないと思うんですけども。 大塚:だから指導者の気持ちと受け取る側の気持ちというのが、プレーに対する受け取り方と指導者の言葉っていうのの、コミュニケーションっていうのがどう理解し合ってるのかっていうのを、今度フェアプレーとかそういうのも含めてですが、このルールの考え方とか、プレーの仕方とか、そういうことが本当に分かってるかどうかっていうのを、やはり確認しなきゃいけないのではないかなというところがあるのではないかなというのを少し。コーチのほうはコーチのほうで言ってるっていうのはちょっと、受け取る側がどういうふうに受け取ったかっていうのが、ちょっと本当の確認ってなかなか難しいところでありますけれども、そういうところがちょっと本人たちのコミュニケーションと言えばコミュニケーションですが、その辺がうまく成立、本当の意味での成立してなかったんではないかなというようなこともあるのかなというような、【今日 00:45:54】、感じるところもございます。 中に踏み込んでいろんなことも差し挟みませんけれども、一部にそういう今の学生というのと、指導者のちょっと、理解の違いというのは多少あるのかなと。会社でどうですか、皆さん。会社の上司、同僚、そういうのでなかなか、なじめるなじめないとか、今の社会ではいろいろあるんではないかなと感じるところがあるんですけれども、そんなところでご理解いただけますかということです。 TBS:今回の件は、社会になじめない問題じゃないと。 大塚:いや、それはそうなんですけど。だから内容を理解してるかしてないかということについては、なかなか同じような部分も持ってるんじゃないかって僕は。 TBS:今回はあくまでも、指導者と選手の認識の違い。 大塚:そういうのもあるんではないかなというところで、その中身についてはこれから外部で審査されますので、私がそれ以上あまり深くコメントはできません。ですから、そういうところも、今のコーチ陣とかっていうのはなかなか難しい面も抱えているのではないかなというのも、危惧されるというところでございます。 TBS:最後に、先ほど学生の方を安心させたいために今、この会見を開かれたと言ってたんですけども、やっぱり今の子がなじめないとか、孤立化してるとか、そういうことを教育の場の指導者側から言ってしまったら、学生もなかなか安心できないような気がするんですけども。 大塚:いや、ですから、特に春ですね、今ぐらいまでの間に急に欠席が多くなるとか、そういう子が出てくるわけですね。ですから、その辺をできるだけ早く友人をつくるというような機会を設けるために、ディスカッションするような時間を最初から取り入れて、なるべく数多くの学生と接する機会を各学部に設けてほしいということで、今、それぞれ進めているところでございます。 来なくなると、分からないっていう。うん、ずっとその科目だけ来ない状態、いろんなケースがあると思うんですけども。そういう分からないっていうことのないようにしましょうということを今、全学部にお願いしているというところです。 司会:ありがとうございました。それでは次の方に。