ファミレスで仕事をしようと思ったら「コンセントは使えない」と言われました。やはり電気代の高騰が原因でしょうか…?
近年、ファミレスでコンセントの使えない店舗が増加しているといわれています。もともと来店客が使えようにコンセントが備わっている座席は別として、店内にある通常のコンセントにふたをするケースが相次いでいるようです。 勉強や仕事、打ち合わせの用途でファミレスを使う方だと「なぜ?」と感じる方も多いでしょう。今回はファミレスでコンセントが使えない理由について解説します。
ファミレスでコンセントが使えない理由
コンセントの使用を中止している理由について、主に以下が考えられます。 ・電気代の高騰 ・客の長居 ・火災防止 こちらでは、なぜファミレスでコンセントが使えなくなってきているのか、想定される理由について解説します。 ■電気代の高騰 第1の理由として考えられるのは、電気代の高騰による経費削減です。近年は電気代が高騰しており、家庭だけでなく飲食店においてもその影響は広がっています。 来店客がファミレスでコンセントを使う用途は、主にスマートフォンやパソコンの充電です。1席あたりの電気代は大きなものではありませんが、1日に何十回、何百回と使われると、経済的な負担は大きいといえるでしょう。 ■客の長居 第2の理由として考えられるのが、来店客の長時間滞在です。基本的にファミレスは、低い単価を席数と回転率でカバーして売り上げを積み上げる業態ですが、コンセントを使うような来店客だと、低い単価で長居される可能性があります。 お客側としては安い単価で長くいられる便利な場所である一方、店舗側は迷惑に思うでしょう。とくに土日の忙しいランチタイムや大型連休といった、売り上げが見込めるときに長居されてしまうと、売り上げの確保が難しくなってしまいます。 ■火災・事故の防止 第3の理由として考えられるのが火災防止です。コンセントの使い方が悪いと、差し口から火花が散って火災を起こす可能性があります。万が一火災や感電といった事故が起きると、店舗側に責任が追及されてしまいます。 例えばお子さまがコンセントに指を突っ込んでしまったり、コンセントに食べ物や飲み物がこぼれたりしてしまうと、火災や感電の原因になり得るでしょう。店舗スタッフもコンセントの使用状況を逐一確認できるわけではないため、万が一に備えてコンセントの使用を中止している可能性があります。