ソフトバンク育成3位・大友宗 強肩強打がセールスポイント 1年目から勝負かけ、開幕1軍狙う
育成ドラフト3位で入団した大友宗捕手(25=BC茨城)は今秋ドラフトでソフトバンクが指名した最年長選手。一足早く筑後で入寮してファーム施設で体を動かしている。強肩強打が売りで「1年目が勝負だと思う。開幕1軍が目標」と明確な目標を語る。 社会人野球の日本通運では出番がなく「ラストチャンス」と覚悟してBC茨城に今季入団した。リーグ戦で12本塁打、二塁への送球タイム1秒8を武器に1年でプロ入りの夢をつかんだ。「遠くに飛ばせる力とスローイング」がアピールポイント。米国でプロ契約を目指す選手たちで構成される「アジアンブリーズ」にも参加し、ドジャース戦では元DeNAのバウアーとバッテリーを組んだ経験も持つ。 茨城の巽真悟監督は08年ドラフト1位でソフトバンクに入団した元投手。プロ入りにあたり「新入団選手を引っ張っていける存在になることが大事」とアドバイスされた。捕手は、甲斐が巨人にFA移籍してチャンスが広がった。「まずは自分に矢印を向けてやりたい」と着実に前進していくつもりだ。 ◇大友 宗(おおとも・そう)1999年(平11)7月23日生まれ、大阪府出身の25歳。京都・鳥羽では甲子園出場なし。帝京大ではプロ志望届を提出するもドラフト指名がなく日本通運へ。今季はBCリーグの茨城でプレーした。背番号125。1メートル81、86キロ。右投げ右打ち。