【このクルマなんぼ?】32年落ち+走行距離22万km超 BMW M5(E34)の落札価格は果たしていくらでしょうか?
納屋の隅で見つかった(バーンファインディング)BMW M5 E34がeBayで販売された。このオリジナルのBMW M5 E34 3.6は、登録抹消され、長年、納屋に置き去りにされていた。M5の価格はこれでいい!?
納屋の隅で忘れ去られている車は珍しくはないにしても、どうしてそんなことが頻繁に起こるのだろう。美しい車を所有しているのに、ある日突然、忘れてしまうのだろうか?もちろん、飼い主が突然病気になったり、亡くなったりするケースも例外ではない。このオリジナルの「BMW M5 E34 3.6」は、数年の間に2度、納屋に保管されていた。今、このセダンは再び売りに出され、より良い人の手に渡ることを望んでいる。
「ダイヤモンドブラックメタリック(カラーコード181)」のカラーの「BMW M5 E34」は、1991年に製造され、eBayで販売された。初年度登録以来、数年にわたる中断が2回あったものの、221,827キロメートルを走行してきた。売主によれば、履歴は確認可能とのこと。最初のオーナーは新車で購入し、1996年まで315馬力の「M5」を運転し、2番目のオーナーは2010年までBMWを運転し、その後、数年間納屋に保管されていたと言われている。
その後、現オーナーが「M5」を譲り受け、走れるようにレストアした。2019年に再度車検を獲得、BMWは再び定期的に運転されるようになった。しかし、この状態も束の間、1シーズンで登録を抹消され、再びモスボールとなった。ありふれた理由、それは運転を楽しんでいる時間がなかったこと。
わずか12,000台弱しか製造されなかったBMW E34 M5
そのため、「M5」はわずか数年の間に2度目となる納屋での悲しい生活を余儀なくされた。想像しがたいが、何しろ2代目「BMW M5」は、今やコレクターズアイテムとして人気を博しているのだ。1988年から1995年の間に12,000台弱が生産され、そのうち約900台がツーリングモデルだった。「E34」はミュンヘンのメーカーで初めてエステートカーとして提供された「M5」だったからである。
当初は3.6リッター直列6気筒(S38B36)が搭載され、315馬力と360Nmを後輪に供給していた。1992年春からは、340馬力と400Nmの大型3.8リッター直列6気筒(S38B38)が搭載された。この時代のスポーティなBMWにふさわしく、「M5」はマニュアル車のみの設定であった。