嵐・相葉主演「貴族探偵」好評 原作ファンを味方につけるドラマの条件とは
異色の演出! 主人公の相葉の登場は放送開始から15分後
相葉が演じる主人公の貴族探偵は、自ら推理をせず、使用人任せというこれまでにない探偵像で知られている。 こうした変わった設定ゆえに、第一話では放送スタートからいっこうに主演の相葉が現れる気配がなく、登場したのはなんと15分以上が経ってからだった。こうした演出も原作ファンから支持を得たようだ。 「従来なら人気アイドルグループのメンバーである相葉の出番を多くし、視聴率を狙うというのがセオリーですが、原作の世界観を大切にし、主人公があまり出て来ないという点を活かした。相葉ファンからすると当然物足りなさを感じるが、一方で“麻耶クラスタ”としては、オリジナル重視の映像化は大歓迎。ドラマ全体を通しても、随所に麻耶テイストが散りばめられていると好評です」(前出・テレビ誌ライター) “月9”ドラマ30周年にあえてクセの強い作風で知られる麻耶氏の人気小説を題材に選んだフジ。長らく低迷の続く同局の挑戦は吉と出るか、凶と出るか、今後も要注目である。 (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)