高校生が“自作のバギーカー”で疾走!全国制覇を狙う松山工業高「自動車部」
試運転でトラブル発生!迅速な対応法を身に着けてゆく
大会まで40日となった先週火曜日。去年の大会でエンジンが壊れてしまったエースマシン。すでに修理しているものの、念のため予備のエンジンを組み上げて載せ替えようというのです。 20キロ近いエンジン、30分あまりで載せ替え完了です。早速、試運転…と、そのとき! 宮岡顧問: 「うわ、なんか漏れてるぞこれ」 山内部長: 「オイル?」 エンジン下の地面から黒いオイルの染みが…
宮岡顧問: 「ここって(ボルトを)締めてないんじゃない?ちょっと締めてみ」 このまま放っておくと、予備エンジンまで壊れてしまう可能性があります。 部員: 「あ、締まってますね」 宮岡顧問: 「え?締まってる?」 確認のため、もう一度エンジンをかけると…勢いよく、オイルが噴き出してきました。 宮岡顧問: 「ここ?ネジが入ってないやん、1本」
エンジンを組み上げる時に、ボルトを1本入れ忘れてしまっていました。エンジン担当の山田倫太郎さん、大急ぎでボルトを差し込み、締め付けます。 山内部長: 「オーケーオーケー!」 部員: 「止まっとる」 山内部長: 「止まった止まった」 エンジン担当 山田倫太郎さん: 「焦りました」 トラブルの洗い出しと解消は、レース本番でも必要になってくる技術。迅速かつ的確な判断を身に着けていきます。
続いてガレージから運び出されたのは…10年近くにわたり第一線を張り続けているベテランのセカンドマシン。 山内部長: 「これ(レバー)を引いたらギアが上がる。押したらギアが下がる」 シートに乗り込んだ、松山工業初の女性ドライバー候補。1年の門田さん。まだバギーを運転したことはありません。門田さん、去年のレース画像を見ながらシミュレーションしますが… 門田さん: 「本格的な車のようなギヤとかがあったので、そこを考えながらやるのが難しかった。ちょっと怖い」
1か月後の大会に向け マシンを改良しテスト走行
翌日。この日の部活動は、運動部がグラウンドの一部を譲ってくれることになり、急遽、テスト走行を行うことに。エースマシン、ハンドル部分を改良後初走行です。 その初走行をモータースポーツ大好き、私、和氣が、和氣流の実況でお届けします。