高校生が“自作のバギーカー”で疾走!全国制覇を狙う松山工業高「自動車部」
南海放送
手作りのバギーで全国の頂点を目指す松山工業高校「自動車部」全国の大会までのこり1か月となる中、マシンを改良するも…トラブル発生!?大会に向け準備を進める高校生たちを取材しました。 夕暮れのグラウンドを疾走する2台のオフロードバギー。ここは、松山工業高校。マシンを操るのは、自動車部のメンバーです。
高校生たちが魅せられる「ゼロハンカー」とは
1年生から3年生までの13人の相棒が… 松山工業自動車部 山内寛太部長(2年) 「この車はゼロハンカー」 “ゼロハンカー”は、ゼロハンと呼ばれる50ccのエンジンを手づくりの車体フレームに積んだオフロードバギー。 毎年12月に岡山県で全国の高校がエントリーしたレース大会が開かれ、松山工業・自動車部も来月、2台体制で出場します。 このゼロハンカーに魅せられ自動車部に入部した、2年の山内寛太部長。 山内部長: 「幼いころから車が好きでミニカーとか走らせていた。実際の乗ってみたいなって。松山工業に入ったらこういうのがあるんだぞっていうのを教えてもらった」
山内部長、去年はエースマシンのメカニック担当として大会に参加しましたが、トラブルで無念の予選敗退。ことしは、操作の性能を上げるためハンドルの取り付け方を変えるなど改良し、松工初の全国優勝を狙います。 山内部長、ドライバーにも立候補し、去年のリベンジに燃えますが… 山内部長: 「ドライバー志望が4人ぐらい。熾烈な争いですね」
松工初の女性ドライバー候補は
ドライバー候補4人のうちの2人目は…1年の門田真愛來さん。 門田さんは自動車部の部員であり、今年8月に九州で開かれた、1リットルの燃料でどれだけ長い距離を走ることができるか、「燃費」を競うエコランの全国大会に出場し、2人乗りマシンのハンドルを握り、見事優勝を果たしているのです。
松山工業自動車部 宮岡欣一郎顧問: 「度胸が据わっているので、男子生徒よりいくところはきちんとアクセル踏めるし、ハンドルの切り方がとても正確。緻密なので、多分左右2~3センチくらいのところはまっすぐ走れるぐらいの素質がある」