高校生が“自作のバギーカー”で疾走!全国制覇を狙う松山工業高「自動車部」
山内部長: 「ヤバイやばい!ごめん!」 いきなり、山内部長が運転するエースマシンがスピン!気を取り直して走行を再開するも、またもやマシンはクルリと半回転。 ステアリング周りを変えたことで、それまでのどっしりとしたマシンの挙動がクイックになり、繊細な操作が必要な性格に変わっていたのです。 山内部長: 「ちょっと思ったのと違う」 マシンと一心同体になることができるか?山内部長、再び乗り込み挙動を把握しようと走り込みを重ねます。
一方、門田さんはセカンドマシンに乗り込みます。おっかなびっくりな動きでバギーの初運転に挑む門田さん。 宮岡顧問: 「そこのスピードが遅いけんアクセル踏んでもスピードが出てこない。ちょっと速めで」 山内部長: 「ついてこれそう?」 門田さん: 「さっぱり分からん」 山内部長: 「いくよ」 エースマシンの後ろにつき、門田さん、少しずつスピードと操作に慣れてきたかな?
門田さん、マシンの後輪を滑らせながら曲がり始めました。アクセルとハンドル操作、いきなりの上達です!! 門田さん: 「曲がった後に振られる感じがあって、その感覚が、できたのかなみたいな。楽しくなりました」 門田さんに触発されたか他のドライバー候補の気持ちにもエンジンがかかったようです。4人のドライバー候補に対し、マシンは2台のみ。マシンの改良も、ドライバーの選考も…来月の全国大会まで残り1か月です。
山内部長: 「全国制覇。この一言に尽きる。自動車部の歴史で、まだゼロハンカーの全国は獲れていない。しっかり先輩たちが成し遂げられなかったことを、僕たちの代でやり遂げたい」