蓮舫氏、衆院選不出馬へ「一有権者として向き合う」 都知事選大敗後「国政戻るのは違う」
15日公示された衆院選（27日投開票）に蓮舫前参院議員は出馬しない方向だ。蓮舫氏は7月の東京都知事選で立憲民主党を離党して出馬。落選後はX（旧ツイッター）などで衆院選へ立候補しない意向を示していたが、高い知名度から出馬を期待した党関係者も多かった。 【写真】蓮舫氏が大炎上 「こんなのだから信頼されない」痛烈な批判相次ぐ 蓮舫氏は今月14日、自身のXに「今回の総選挙に一有権者、一国民として向き合います」とつづり、衆院選への不出馬を改めて表明した。一方、「日本を良くしたい想いは変わりません」とも投稿した。将来、再びなんらかの選挙に挑むとの見方もある。 蓮舫氏は先の都知事選で無所属で出馬したが、3選した小池百合子知事だけでなく、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏にも抜かれ、3位に終わった。大敗後には、Xでトレードマークの白いジャケットをリサイクルに出したことを明らかにした上で、インスタグラムの生配信では「120万を超える人が『蓮舫』と書いてくれた。これでまた国政に戻るのは、私の中では違う」と語り、国政復帰を否定していた。 ただ、9月の立民代表選で、蓮舫氏とつながりの深い野田佳彦元首相が当選した。もともと高い知名度があることも踏まえ、党内では自民を追い込む切り札として、復党と衆院選への出馬を望む声が多かった。(高木克聡)
