座礁は人為的なミスか「曲がるポイントを間違えた」 恵山岬座礁タンカー 船体が動かず離礁作業は中止
HTB北海道ニュース
函館市の恵山岬沿岸でタンカーが座礁した事故で10日、えい航に向けタンカーを沖合に引き出す作業が行われましたが船体が動かず中止となりました。 前田愛奈記者) 「船をえい航する満潮時刻となりましたが船が動く様子はありません」。 6日に函館市の恵山岬沿岸で座礁したタンカーは午前9時半ごろから座礁した船体を曳航に向け沖へ引き出すための作業が始まりました。タンカーを浮かせるために船内に貯蔵されているバラスト水を放出して重量を軽くしたうえでえい航船とロープがつながれましたが船体が動かなかったため中止となりました。 このタンカーは6日、苫小牧港を出て秋田県の港に向かっていましたが津軽海峡へ入ろうとしたあたりで、急旋回し25分後に恵山岬沿岸で座礁しました。海保関係者によりますと乗組員が「曲がるポイントを間違えた」と話しているということです。 海保は人為的なミスで座礁した可能性があるとみて調べています。
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