【ボクシング】那須川天心の左ストレートがさく裂、世界4位に3RでTKO勝ち「KO出来ないって言ったのは誰ですか?」次は地域タイトルへ挑戦を宣言
PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 9 2024年7月20日(土)東京・両国国技館 【写真】那須川天心の左ストレートで吹っ飛ぶようにダウンしたロドリゲス ▼54.4kg契約 3分10R 〇那須川天心(帝拳ジム/WBA世界バンタム級7位)3勝(1KO)無敗 KO 3R 1分49秒 ※左ストレート ×ジョナサン・ロドリゲス(アメリカ/WBA世界同級4位)17勝(7KO)2敗1分 プロボクシング4戦目を迎える那須川が、初の10回戦(3分10R)でジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)と対戦。 WBA7位、WBO10位、WBC13位にランキングされた那須川。対戦相手のロドリゲスはWBA4位で戦績は17勝(7KO)2敗1分。2018年にプロデビューし、昨年11月には元WBA世界スーパーフライ級王者で当時はWBA世界バンタム級4位のカリド・ヤファイ(イギリス)と対戦。右のロングフックなどで2度のダウンを奪った末に初回KO勝ちを収めている。今年2月のアントニオ・バルガス(アメリカ)との世界ランカー対決では初回にダウンを奪ったものの、7R終了TKOで敗れた。 1R、まずはサウスポーの那須川が右のジャブ。そこから左ストレートを打ち込む。さらに飛び込んでの左ボディストレートを打つ那須川、ロドリゲスも右ボディを返す。両者ともステップは使わずとっしりとした構え。そこから那須川が左ストレートで飛び込んでの左右フック。ロドリゲスが前に出ると那須川は足を滑らせて転倒。すぐに立ち上がり、那須川はジャブから左ストレート、ロドリゲスは左フックで飛び込むが那須川はかわす。サウスポーのセオリーとは逆に、左へ回り込む那須川は左ストレート、左ボディストレート。ロドリゲスが左フックで飛び込んでくると、那須川はかわして右フックを入れる。 2R、那須川がジャブ、ロドリゲスは右へ顔を傾けてかわすところへ那須川が左ストレートを打つ。さらに左ボディ。ジャブを次々と当てる那須川に、ロドリゲスは飛び込みを見せるが那須川が右フックで迎え撃つ。ジャブ、左ボディから一瞬置いての踏み込みから左ストレートでロドリゲスが腰を落とす。一気に前へ出てラッシュをかける那須川にロドリゲスはロープを背負い、左ストレートでまたも腰が落ちる。ダウン寸前まで追い込んでのラウンド終了。 3R、那須川は左ボディ、ロドリゲスの右フックをかわしての左フック。ジャブから那須川の鋭い踏み込みからの強烈な左ストレートが決まり、左ボディ、続く左アッパーの連打、右フック、そして左ストレートでロドリゲスがダウン。 レフェリーがストップし、那須川のTKO勝ち。那須川は飛びあがって喜んだ。 「やっとやりましたよ、KO。KO出来ないって言ったのは誰ですか? 本当にこの期間、倒せる練習というか、この日のために毎日日頃から戦いのために心を整えてきたので、成果がちょっと出て本当に嬉しいです。効かせたパンチは手応え無かったですね。倒した人が言う手応え無かったわ。そんな感じなので。ロドリゲス選手、強くてわざわざ来てくれて敵地で戦ってくれて嬉しかったです。 進化できたと思います。自分の型がやっと完成してきたというか。完成と思うと進化が止まるので毎日意識して。こんなもんじゃないので、日本にバンタム級に王者が4人いるので、次、地域のタイトル獲って、那須川天心やってくれると思ったでしょう? 今日はかませたと思います。まず組まれないとがあるじゃないですか。色々な問題があるので、今の感じなら問題とか関係ないっしょ。気持ちでしょう。気持ちっすよ」と、次は地域のタイトルマッチをやりたいと語る。 そして「これからも進化し続けるので、那須川天心という現実を見に来てください」とアピールした。
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