Snow Man、2024年に見られたグループ海外進出への布石 蒔いて育ててきた種はどう芽吹くか
『それスノ』での海外進出、「One」サブスク解禁、向井康二のタイBL映画出演
また、Snow Manの冠バラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)でも海外ロケが増加傾向にある。昨年11月には、世界中にSnow Manを知ってもらうためのワールドワイドな新プロジェクト「Snow Manに世界進出させて下さい」がスタート。第1弾としてタイ人の母を持つ向井が幼少期を過ごした地・タイへ阿部亮平とともに渡った。番組公式Instagramのフォロワーを増やすため、向井と阿部が大物有名人たちにアポなしで突撃したこの放送が、今年8月タイにて開催された『バンコク日本博2024』にて特別賞を受賞。日本のテレビ史上初の快挙となった。 今年に入ってからの海外ロケとしては、7月放送回にて阿部亮平がROLANDと共にアメリカへ渡り、ピクサー・アニメーション・スタジオやロサンゼルス自然史博物館を訪問している。 さらに、10月放送回では『バンコク日本博2024』に参加した向井と渡辺のコンビで「渡辺翔太×不老不死」企画の第3弾としてタイでのロケを敢行。美容番長の渡辺が、向井やMattと共に不老不死の食材を求めて、番組史上最も過酷なロケに挑んだ。 時を同じくして10月14日正午からは、アニメ『ブルーロック VS. U-20 JAPAN』のエンディング曲「ONE」がサブスク解禁され、Snow Manにとって初となる世界配信が実現。荘厳な雰囲気漂う竹林で撮影されたMVには日本らしさが大胆に盛り込まれ、楽曲面でもさらなる認知度の拡大を図っている。 そして、12月12日には、向井と森崎ウィンがW主演を務めるBL映画『(LOVE SONG)』の公開が決定した。東京とバンコクを舞台に描かれる本作は、日本とタイによる合作のオリジナル映画で、2025年秋に劇場公開予定だ。 ここまで、2024年のSnow Manの海外における活動展開を振り返りながら、それぞれの軌跡について触れてきた。国際的な活躍が増加する一方、彼らの国内での懸命な仕事ぶりを見れば、決してSnow Manを「海外志向」という単純な一言では表せない。現時点で明確に感じられるのは、国内外を問わず、Snow Manそのものの価値をさらに高めるためにメンバーそれぞれが今できることに全力を注いでいるということだ。目の前の仕事を丁寧に務め、常に高みを目指して突き進んできたSnow Man。現場の共演者やスタッフから愛されるのも、彼らの人となりによるものが大きい。 今年蒔いて育ててきた種が、来年以降どのように成長していくのか。5周年に向けてさらに盛り上がっていくであろう、Snow Manの活躍から目が離せない。
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