神戸で火災相次ぐ 民家や教会、マンションで 25日も乾燥続く、消防が警戒呼びかけ
兵庫県南部に乾燥注意報が発令された24日、神戸市内で火災が相次いだ。神戸地方気象台によると、25日も乾燥が続く見込み。消防などは「火の取り扱いに注意してほしい」と呼びかけている。 【写真】2階が焼け、遺体が見つかった民家 24日朝には、兵庫区湊川町6の木造2階建て民家で火災が発生。2階の一室から40~70代くらいで住民とみられる男性の遺体が見つかった。兵庫県警兵庫署が身元や原因を調べている。 北区藤原台中町2でも教会から出火し、約70平方メートルを焼いた。東灘区向洋町中7のマンションで、管理人から「一室から煙が出ている」と119番があった。西区伊川谷町井吹では空き地から出火し、枯れ草約200平方メートルが燃えた。いずれもけが人はいなかった。 神戸市消防局は、コンロや火を使う機会が多くなる年末年始を前に「天ぷら油からの出火や鍋の空だきによる火災も想定できる。火からは絶対に目を離さないで」と注意換気。また暖房器具に関する火災も多いといい、「ストーブの近くには布団や洗濯物などの可燃物は置かないで」と呼びかけている。