金メダルをかけた決勝は32年ぶりのスペインと40年ぶりのフランスの対決! モロッコ、エジプトは共に初のメダルを目指し3位決定戦【パリ五輪】
5日、パリ・オリンピックの男子サッカー準決勝が行われた。 U-23日本代表はベスト8で姿を消した中、ファイナリストが決定。日本に勝利したU-23スペイン代表は、準々決勝でU-23アメリカ代表を下したU-23モロッコ代表と対戦した。 試合は37分、今大会5ゴールを記録しているソフィアン・ラヒミがPKをしっかりと決めてモロッコが先制する。 追いかける立場となったスペインだったが、なかなかゴールを奪えず。それでも66分、日本戦で豪快なミドル2本を決めたフェルミン・ロペスがネットを揺らして同点に追いつくと、85分にはフェルミンのパスを受けたフアンル・サンチェスが値千金の逆転ゴール。スペインが1-2で逆転勝利を収め、2大会連続の決勝進出を果たした。 もう1カードは、開催国のU-23フランス代表とU-23エジプト代表の一戦。互いに堅い入りとなった中、62分にエジプトがマフムード・サベルのゴールで先制する。 苦しい戦いとなったフランスだったが、83分にオーバーエイジで参加しているジャン=フィリップ・マテタが同点ゴールを記録し延長戦へ。すると、延長戦でもマテタが逆転ゴールを記録すると、延長後半にはマイケル・オリーズもゴールを奪い、3-1でフランスが勝利。延長戦の末に決勝進出を決めた。 これにより、決勝はスペインvsフランスの欧州勢対決に決定。スペインは前述の通り、2大会連続での決勝進出となり、金メダルを獲得となれば1992年の自国開催となったバルセロナ・オリンピック以来32年ぶり2回目。一方のフランスは、1984年のロサンゼルス・オリンピック以来40年ぶりの決勝となり、その際の金メダル以来のメダル獲得となる。 また、3位決定戦にまわるモロッコは、史上初のメダル獲得を目指すことに。エジプトは、1964年の東京オリンピックにアラブ連合共和国代表として参加した際以来のベスト4隣、メダル獲得はこちらも初となる。 ◆パリ五輪 準決勝 U-23モロッコ代表 1-2 U-23スペイン代表 【U-23モロッコ】 ソフィアン・ラヒミ(前37)【PK】 【U-23スペイン】 フェルミン・ロペス(後21) フアンル・サンチェス(後40) U-23フランス代表 3-1 U-23エジプト代表 【U-23フランス】 ジャン=フィリップ・マテタ(後38) ジャン=フィリップ・マテタ(延前9) マイケル・オリーズ(延後3) 【U-23エジプト】 マフムード・サベル(後17) ◆パリ五輪 3位決定戦 ▽8/8(木) 《24:00》 U-23エジプト代表 vs U-23モロッコ代表 ◆パリ五輪 決勝 ▽8/9(金) 《25:00》 U-23フランス代表 vs U-23スペイン代表
超WORLDサッカー!
【関連記事】
- 「冨安選手に近づけるように」冨安健洋を彷彿と話題の古賀塔子、18歳でパリ五輪3試合出場…なでしこを背負う選手へ期待「まだまだ課題ばかり。もっと良いプレーを」
- 頼れるマテタ&オリーズが救世主に、開催国フランスが苦しみながらも10人エジプトを延長戦の末に撃破しスペインとの決勝へ【パリ五輪】
- 「このチームが大好き」敗退後に号泣の浜野まいかのチームへの思い…恩師でもあるアメリカ女子代表監督は「早くチームのところに行っておいで」と涙する中でのエピソードも
- 「悔しさが抜け切れていない」スクランブルで両ウイングバックを務めた守屋都弥、将来の海外挑戦を視野に意欲高く成長を誓う「意識して取り組みたい」
- 獅子奮迅フェルミンが1G1A、難敵モロッコに逆転勝利のスペインが2大会連続決勝進出【パリ五輪】