デロンギ初の“ビーン スイッチ システム”で気分に応じて豆をチョイス! 最新の全自動コーヒーマシンで幸せなカフェタイムを
デロンギ・ジャパンは2024年12月11日、日本初上陸となる次世代の全自動コーヒーマシン『デロンギ リヴェリア 』のお披露目と合わせて展開するクラウドファンディングプログラムに関するプレス向け発表会を開催した。昨今の日本のコーヒー事情を交えつつ、各種機能や今後展開されるタッチ&トライ情報についてお届けしよう。 【写真】気軽に挽きたて、淹れたてのコーヒーが味わえる ■好みの豆を選択できる交換式「豆ホッパー」を搭載 登壇したデロンギ・ジャパン株式会社 マーケティング プロダクトマネジャーの島本和樹氏は「コロナ禍を経て、家飲みのコーヒーの需要は高い水準を維持している。自宅でコーヒーを飲む人は75%ほど、またコーヒーにかける金額も増えている」と語る。特に20代~30代の若年層では、カプチーノやラテなどカスタムメニューを求めるユーザーが増えているという。 それらのライフスタイルや需要を捉えたうえで、デロンギが日本市場に新たに投入するのが『デロンギ リヴェリア 全自動コーヒーマシン』だ。コーヒーモデルの「EXAM44035B」はコーヒーメニュー8種類、ミルクモデルの「EXAM44055G/BG」はコーヒー&ミルクメニュー16種類の多彩なメニューに対応。スタイリッシュなデザイン&カラーなどデロンギをして“次世代の全自動コーヒーマシン”と位置づける戦略機だが、一番の特徴となるのは同ブランド初となる「ビーン スイッチ システム」だ。 上部のコーヒー豆を入れる豆ホッパーが切り替え式となっており、これにより複数の豆を気軽にチェンジすることが可能となる。「豆をセットしたら使い切るまでというのがこれまでのマシンでしたが、このビーン スイッチ システムによりメニューや気分により、好みに応じて選択できるのがポイントです」と島本氏。 さらにコーヒーの濃さや量を自分好みにカスタマイズ可能で、好みの抽出条件を登録すれば時間帯によって自動でパーソナライズした設定に切り替える「コーヒールーティーン機能」も搭載。 また、カラーは3種(オニキスブラック、ペブルグレー、サンドベージュ)の3種で展開しており、リビングやキッチンなどとも馴染むデザイン。まさに味からスタイルまで好みのコーヒータイムを演出してくれるマシンとなっている。 ■豆の選択が楽しく、挽きたて&淹れたてが美味しい! 気になる使い勝手は簡単。好みの豆ホッパーをセットしたら、上部のタッチパネルからメニューを選んでボタンを押すだけ。メニューはイラストで表示されるので非常にわかりやすく、基本的にワンタッチ操作で完結する。 今回はミルクメニュー対応の「EXAM44055」でカフェラテを選んでみたが、デロンギ独自の自動ミルク泡立て技術である「ラテクレマ(TM)ホット」により、ミルクの甘みが最も引き出される60度~65度の温度帯で抽出。さらにその後、自動でコーヒーが投入されるなど、手間がかかるミルクメニューでも数分程度で楽しめることができた。もちろん、挽きたて&淹れたてなので味は抜群。またミルクコンテナは自動で洗浄してくれるなど、至れり尽くせりな全自動コーヒーマシンの便利さを体感できた。 また、筆者的に気になったのは「豆ホッパー交換時にグライダー部分に残る豆はどうなるのか?」という点であったが、そこは流石のデロンギ製品。交換時のモードでは「最後の1杯を抽出するか」「そのまま挽いて空にするか」を選択することができる。逐一、道具を使って取り出すなんて手間もない。 島本氏は解説後に「我々が次世代の全自動コーヒーマシンと位置づける最新作で、機能・デザイン・使い勝手が良く、これまで全自動コーヒーマシンを手にとって頂けなかったコーヒー好きの層、カスタムメニューが好きな若い層にもリーチするポテンシャルを秘めている」と語った。 ■クラファンの「GREEN FUNDING」で発売、展示イベントも そして同ブランドでは初の試みとなるのが、クラウドファンディングでの先行発売だ。CCCグループの「GREEN FUNDING」で12月16日から募集を開始する。 発表会にも登壇した「GREEN FUNDING」 運営企業である株式会社ワンモアの代表取締役CEO 沼田健彦氏に話を聞いたところ「(GREEN FUNDINGには)感度が高いユーザー層が多く、あえてクラウドファンディングを使ってから一般ユーザーへの展開を目指すメーカーも増えている。今回は合わせてCCCグループの蔦屋書店、蔦屋家電などを活用し、リアルタッチイベントも開催します。すでにSHIBUYA TSUTAYA 、蔦屋家電+での展示が開始しておりまして、さらに東京(六本木 蔦屋書店)、大阪(梅田 蔦屋書店)、福岡(六本松 蔦屋書店)の店頭でのご試飲もできる予定ですのでご期待頂ければと」とのことだ。 これまでにない「ビーン スイッチ システム」などを搭載し、新ユーザーや若いユーザーにリーチする場としてクラウドファンディング、そしてリアルタッチポイントの活用は非常に面白い試み。12月16日~2月28日の募集でユーザーへは3月下旬から順次展開を予定しているという。名門メーカーが仕掛ける新たなるコーヒースタイルに注目していきたい。 (文=小川太市)
小川太市