ドレイパーがムゼッティとの22歳対決を制してキャリア最大のタイトルに王手「明日が待ち遠しい」 [ATPウィーン/テニス]
ドレイパーがムゼッティとの22歳対決を制してキャリア最大のタイトルに王手「明日が待ち遠しい」 [ATPウィーン/テニス]
ATPツアー公式戦「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月21~27日/賞金総額262万6045ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第7シードのジャック・ドレイパー(イギリス)が同じ22歳で第6シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を6-2 6-4で退けキャリア最大のタイトルに王手をかけた。 ~エルステ・バンク・オープンでキャリア最大のタイトルに王手をかけた第7シードのドレイパー選手~ 2-2から2度連続で相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したドレイパーは第2セット4-3からブレークバックを許したが、続く2ゲームを連取して1時間48分で試合を締めくくった。 「第1セットでは非常にレベルの高いプレーができたと思う。間違いなくムゼッティは強敵だ。幼い頃から彼を知っているけど、彼とプレーするのはいつも本当に難しい。彼は素晴らしいシーズンを送っている」とドレイパーは試合を振り返った。 「第2セットはアップダウンが激しかった。長いポイントや緊張感のある難しい瞬間があったけど、最後まで戦い続けたことを誇りに思う。やり遂げることができた」 9月にUSオープンで4強入りした22歳のドレイパーは6月にシュツットガルトでツアー初優勝を飾ったが、ツアーレベルで過去2度経験した決勝はいずれもATP250の大会だった。 「グランドスラム大会の準決勝のほうが大きな舞台かもしれないけど、今シーズンに積み重ねてきた努力の末にATP500大会の決勝に到達できたことに心から感謝している。この状況にいることがうれしいし、明日が待ち遠しいよ」とドレイパーは次戦を見据えた。 ドレイパーはキャリア4度目のツアー決勝で、第2シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-2 6-4で破って勝ち上がったカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する。
テニスマガジン編集部