2024年に流行する色はこの7色! 専門家が大予想
控えめなピンクと赤
映画『バービー』の影響は2024年も続くだろう。「シャーウィン・ウィリアムズ」「ダン・エドワーズ」「パントン」の3社は、ノスタルジックでポジティブな気分にさせるピンクは、今後も人気が高まると予測している。ソフトピンクの中間色「マスカレード」を今年のカラーとして発表した、イギリス発「リトル・グリーン」が証明しているように、チークやベビーピンクの色合いも定番になるであろう。 「消費者が寒色のグレーから遠ざかり、暖色のストーンカラーにシフトするように、ピンクへの自然な移行も予測できます」と「リトル・グリーン」のクリエイティブディレクターのルース・モッタースヘッドは語る。 ワデンは赤やテラコッタ系の色が、来年復活するであろうと予測している。「1990年代くらいから、なかなか話題になっていない赤が新たに出現してきています」とも語っている。 「ベンジャミンムーア」でもカラー・トレンド2024のパレット内にアースカラーのトパーズと陽気なティーカップ・ローズを選んでおり、赤とピンクの輝きには要注目だ。
光沢のあるイエローとオレンジ
「ベランダ」では、イエローとオレンジを2024年のトレンドカラーと予測する。この記事でも解説しているが、この2色がブレンドされた時にこそ、輝かしい美しさがその空間に放たれる。心を奪うエレクトリックな琥珀色は、テキスタイルやジュエリー、さらには庭でさえも輝きを放つ。 この色に注目しているのは「ベランダ」だけではない。「HGTVホームが「パーシモン」という色を今年の色に選んだように、快活な色合いへの関心が高まっている。このトレンドはファッション業界にも当てはまり、トレンドの予測者である「WGSN」と「Coloro」は、「アプリコット・クラッシュ」を2024年の流行色に選んでいる。
ダークでシックなカラー
対極ではあるが、リッチで深みのある色は、来年トレンドになるであろう。というのも、明るくきらびやかな色調とのバランスを取るのに必要不可欠なカラーだからだ。こういった色合いの種類は豊富で、チョコレートブラウンや味のあるブラック、深いネイビーやフォレストグリーンなどがある。 「コントラストが強いカラーも、ピンクの明るさを均等にさせるうえで重要です」とワデンは言う。さらに「陰と陽のようなもので、落ち着きを与えるためにもコントラストが必要なのです」と加える。 「ベーア』」はタイムレスな魅力を表現している「クラックド・ペッパー」を今年の色にしている。