仙台市交通局は、全ての路線で赤字が続く市バスの運賃を２０２６年１０月に１５％程度引き上げる方針を固めました。

　郡仙台市長「なかなか乗車率が上がっていない中で、継続して今の状況を続けることは難しい。地域の皆さんの足を確保していくのか、全国でも知恵絞っていかなくてはいけない大きな問題」 　仙台市バスは全ての路線で赤字が続いていて、２０２３年度の営業損失は約３７億６０００万円に上ります。 　新型コロナの影響による乗客数の落ち込みの回復が見込めないことから、２０２６年１０月に運賃を７％引き上げる計画を見直し、１５％程度の引き上げを決めたということです。 　市バスの運賃値上げは、消費税率アップに伴い行われた１９９５年以来となります。 　仙台市では２０２４年度のバスの利用状況や決算を見た上で、どの路線の運賃を引き上げていくか検討するとしています。