読者なら生存能力アップ…?『名探偵コナン』に教わった「実際に役立つ」サバイバル知識
青山剛昌氏による『名探偵コナン』(小学館)は、2024年に連載30周年を迎えた人気ミステリー漫画で、これまでに数多くの事件やトリックが登場してきた。 ■【画像5枚】「そっくり!」日向坂46にDAIGO、えなこも…芸能人が披露した「コナン」のコスプレ■ そんな本作では、事件解決の過程でちょっとした豆知識がたびたび登場する。例えば、血液が衣類に付着してしまった時は大根おろしを使ってきれいに落とすことができる、といったものもある。 事件に関係するものだけではなく、実際に役立つ豆知識もあるのが面白いところだ。今回はその中から、災害時や危険時に役立つ豆知識に注目して振り返っていきたい。
■ウミヘビに噛まれた時の対処法
まずはウミヘビに噛まれた時の対処法から。ウミヘビに噛まれることなど絶対にないとは言い切れないので、知っておいて損はないだろう。 この豆知識が披露されたのは17巻収録の「スキューバダイビング殺人事件」で、海水浴をしていた女性がウミヘビに噛まれたのがきっかけである。 現場に居合わせたコナンはすぐさまアイスティーの入ったグラスを大人の男性に渡し、患部にお茶をかけさせていた。お茶にはタンニンという成分が含まれていて、それが毒を中和させる効果があるようだ。コナンはアイスティーを使っていたが、ほとんどのお茶にタンニンが含まれている。 しかし、タンニンの量はお茶の種類によって違いがあり、麦茶やそば茶にはタンニンは含まれていないのでかけても効果がない。どのお茶を使うかの判断も重要なのだ。 また当然ながらこのお茶を使った方法は応急処置に過ぎないので、できるだけ早く病院に行くのも大切だ。あくまで悪化を防ぐための方法だといえるだろう。
■停電時でも固定電話は使える
次は13巻収録「三つ子別荘殺人事件」で語られた豆知識だ。この事件では固定電話に残された留守電が鍵となったが、そこで意外な豆知識が披露されている。 それは、停電時に固定電話で電話をすることはできるが、留守電のメッセージは残すことができないというものだ。 どうしてそうなるのかというと、通話に必要な電気は電話回線からもらっているからである。そのため電気の通っていない状態で電話はできるが、留守電機能は働かないのでメッセージは残せないというわけだ。 ただしこれはアナログ回線でしか通用しない方法なので、デジタル回線の場合は普通に通話もできない。とはいえ、知っておくと緊急時に停電しても連絡を取る手段があることになる。 黒電話はアナログ回線を使用しているので、見つけられさえすれば連絡に使えるだろう。かなりレアかもしれないが……。また公衆電話も同じように停電時にも利用できる。普段は使う機会がほとんどないだろうが、場所を改めてチェックしておくといいかもしれない。