米0.25%利下げ、FOMC決定…インフレ鈍化を考慮し2会合連続引き下げ
【ワシントン=田中宏幸】米連邦準備制度理事会(FRB)は7日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、政策金利を0・25%引き下げることを決めた。インフレ(物価上昇)の鈍化や雇用の減速傾向を考慮したもので、利下げは2会合連続となる。
政策金利となるフェデラル・ファンド金利の誘導目標を年4・50~4・75%に引き下げることを全会一致で決定した。保有資産の規模縮小(量的引き締め)は継続する。
今回のFOMCは、5日に投開票が行われた米大統領選で、共和党のトランプ前大統領の勝利が確実となった直後の6~7日に開かれた。