【ハイライト動画あり】明治大学 修正力を見せ立教大学に勝利。ラグビー関東大学対抗戦
右CTB平翔太(商3=東福岡)のコンバージョンも決まり、いい流れで前半を終えた。「苦しい場面が続いたが、アンストラクチャーの部分でしっかりカウンターからトライを取り切れ、前半勝ってこられたのがすごく良かった」(FB(フルバック)/フルバック萩井耀司・商1=桐蔭学園)。
後半に入ると、明大が完全にペースを握った。後半開始からBKの配置を大幅に変更。3分、平に代わり右CTBに入った伊藤龍が、相手のキャッチミスでこぼれたボールに反応し、後半初得点を挙げた。
その後も明大は流れを渡さずに攻め続け、後半40分だけを見れば、5トライを挙げ、零封する完勝だった。「前半はちょっと苦戦して、ハーフタイムでこれを修正しようなどと話したことで、後半をノートライに抑えられたので良かった」(左LO田島)。
前半40分間を11点差で折り返す予想以上の苦戦となった立大戦。しかし、見事な修正力を見せ、最終的には明大が57-15で快勝を収めた。選手はこの経験も今後の対抗戦終盤、大学選手権を勝ち抜く上で良い経験になったと語る。
「別に気を抜いたわけではないし、試合をしていく中でそういうこともある。このまま流れに乗られずに、しっかり取り返してという風にできたら良かったと思う」(SO伊藤龍)。
対抗戦も終盤に差し掛かり、次戦からは筑波大学、帝京大学、早稲田大学と春・夏の対戦で敗北を喫した相手が続く。
「(対抗戦をここまで振り返って)悪くないと思う。まだまだ成長しないといけない部分もあるので、そこは慢心せずに一歩一歩成長していきたい」(NO8/ナンバーエイト木戸大士郎主将・文4=常翔学園)。今試合でまた一段とレベルアップを果たした明大のリベンジに期待だ。
文:佐藤比呂/写真:井垣友希(明大スポーツ新聞部)
明大スポーツ新聞部