「タイヤチューブ交換のコツ」を覚えておけばタイヤ交換は楽々可能?
大型バイクならともかく、小排気量モデル、特に、原付クラスのタイヤ交換なら、自分自身の手で何とかできるのではないか!?と思えますよね。ホイールの取り外しからタイヤ入れ換えまでは順調に進んだものの「チューブの組み込み」で、実は失敗してしまうことが多いのがこの作業。簡単なように感じる小排気量モデルの「細いタイヤチューブ」ほど、実は、組み込みにはコツと言うか、組み込む事前にやるべき段取りがあるのをご存じだろうか!?ここでは、タイヤチューブの組み込み段取り、そして、知っていて得する作業テクニックをリポートしよう。 【画像】タイヤチューブ交換のコツをギャラリーで見る(15枚) 文/Webikeプラス 編集部
ひび割れタイヤに気が付いたら交換しよう
左右のリムを一対で組み立てる、通称「合わせホイール」でチューブを噛み込んでしまう失敗は少ないが、スーパーカブクラスのスポークホイールは、組み立て復元時にチューブへキズをほ付けてしまうことも多く、それが原因でパンクやスローパンクを巻き起こしてしまうことがある。タイヤ交換時には当然に同時交換、スペアとしても適合サイズの商品を手元に持っていたいのがタイヤチューブだろう。ここでは18インチサイズの原付二種用タイヤを交換するが、しばらく倉庫で眠っていた不動車なので、前後タイヤはサイドウォールのみならず、トレッド山の隙間にもひび割れが入っていた。問答無用で要交換!!
手元にあると便利、持っていて楽できる各種便利工具
チューブタイヤの交換時に、手元に所有していたい工具は複数あります。タイヤレバーとリムプロテクター、バルブコアツールなどなどですが、タイヤレバーにも種類がありますので、様々なタイプ(大型モデル用にはクランク型など)を所有していると臨機応変な対応が可能になります。小排気量の原付用で、意外と使えるのが「自転車用」です。起こしたビードをフック付きタイヤレバーで保持できます(スポークにレバー反対側を引っ掛けるタイプ)。リムプロテクターもメーカーによって硬さが異なり、使い勝手にも違いがあります。すべて利用者の判断と使い勝手でチョイスすればよいでしょう。知り合いから工具を借りたら、驚くほど使い易かった!!なんてこともあります。いつもタイヤ交換の作業台には木製イゲタを使ってますが、これはバイク仲間の大工さんに作っていただいたものです。プラスチックのブロー成型品で作れないことも無いと思いますので、コンストラクターさんには是非、製作検討いただければと思います。商品化しましょう!!タイヤの滑野を良くするタイヤクリームやビードワックスと呼ばれる商品もお勧めです。できる限り避けたいのが中性洗剤を水道水で割ったスプレーです。何故なら、水分でリム内がサビてしまうことがあるからです。これら以外にもあると便利な工具はありますが、これらがあるだけでも作業性は圧倒的に良くなります。