【この冬、佐渡へ旅したい】洗練されたモダン空間から日本海を見渡すゲストハウスに宿泊
その最たる象徴は、ヘッドボードを天井までつなげ“巣篭もり”のような安心感を演出したベッドまわりのデザインだ。 全てのベッドはウッドスプリングを特徴とするオーストリアの「リラックス社」製を導入。寝返りを打ちやすい左右アシンメトリーな枕から、オーガニックコットンのナイトウェアまで、微に入り細に入り快眠環境が整えられている。 また、2023年3月にはヨモギ蒸しによるセルフスタイルのボタニカルサウナもスタート、眠りにつく前に1日の疲れをデトックスすることも叶う。実際に宿泊し、翌朝の目覚めが爽快だったことは言うまでもない。日の出とともに海辺の遊歩道をそぞろ歩き、寄せては返す波を見つめていると、人生とは絶えざる日常と非日常の闘いの一コマなのかもしれないと、心の奥底の声が聞こえてきた。 「Guest Villa On the 美一(ビイチ)」 住所:新潟県佐渡市河原田諏訪町207-76 電話:0259-58-7077 BY TAKAKO KABASAWA 樺澤貴子(かばさわ・たかこ) クリエイティブディレクター。女性誌や書籍の執筆・編集を中心に、企業のコンセプトワークや、日本の手仕事を礎とした商品企画なども手掛ける。5年前にミラノの朝市で見つけた白シャツを今も愛用(写真)。旅先で美しいデザインや、美味しいモノを発見することに情熱を注ぐ。