センバツ高校野球 山梨学院 相手を研究し対策 2日連続順延 26日に2回戦 /山梨
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)は24日、雨のため2日連続で3試合が順延された。25日に予定されていた山梨学院と創志学園(岡山)の2回戦は、26日の第2試合(午前11時半開始予定)に行われることになった。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 山梨学院の選手たちは25日、午前は宿舎で動画などで対戦校を研究し、午後は練習せずに体調を整えた。 昨春のセンバツ登録メンバーで、1人だけ今年もベンチ入りした左翼手の二村仁功(ふたむらにこう)(3年)は「今日は体を休めて、相手を研究した。明日が最後の練習なので、しっかり対策して試合に臨みたい」と気を緩めなかった。 1年前は出場機会が無く、20日の京都外大西(京都)との1回戦は7番打者に起用された。「(甲子園で)初めてプレーしたが緊張しなかった」。六回裏に勝ち越した直後の打席が印象深いという。2死三塁。「甘い球なら初球から打つ」と待ち構え、初球を左前に運んで3点目を挙げた。一塁ベース上でうれしさがこみ上げた。 遊撃手の平野天斗(たかと)(2年)は2日続いた順延に「早く試合したいという楽しみの気持ちが大きい」と話す。 初戦の二回表1死二、三塁のピンチで、三遊間を襲ったゴロをさばくと冷静に三塁へ送球し、二塁走者をアウトにした。三塁走者が生還して先制されたものの、最少失点にとどめたプレーを「うまくできた」と振り返った。次の試合は「チームに貢献できる打撃をしたい」と意気込んでいた。【佐藤薫】