ドラフトから10年で分かれた明暗 4番&MLB右腕の裏で“全滅球団”も…2014年組の現在地
ドラ1活躍も、消えた多くの”2014年指名選手”たち
2024年のドラフトも終了し、育成含め計123人の選手が指名を受けた。ちょうど10年前のドラフトを振り返ってみると、1位指名選手の多くが、現在もプロの最前線で活躍。一方ですでに指名全選手が引退している球団もあるなど、明暗が分かれた形となった。 【画像】美人妻の中でも…ひと際輝く元日ハムスラッガーの妻「か、かわいい」 ドラ1組では、ソフトバンクの松本裕樹投手、ロッテの中村奨吾内野手、日本ハムの山崎福也投手(当時はオリックス1位指名)、西武の高橋光成投手、DeNAの山崎康晃投手、広島の野間峻祥外野手が現在も第一線で活躍している。その筆頭が、打者では巨人の岡本和真内野手だ。 岡本和は智弁学園高から入団。4年目の2018年にブレークすると、押しも押されもせぬ巨人の4番打者に成長した。2024年シーズンも27本塁打、83打点をマークしてリーグ優勝に貢献している。投手では有原航平投手が4球団競合の末に日本ハム入り。メジャーを経て2023年にソフトバンクに加入。2024年はシーズンを通してローテーションを守って14勝、防御率2.36。リーグ優勝の立役者となった。 その他、2位指名だったオリックスの宗佑磨内野手、3位指名だった西武の外崎修汰内野手や日本ハムの浅間大基外野手もまた、チームの中心として活躍している。 だが、全体的にはすでに多くの選手が現役引退。中日は9人の支配下選手と4人の育成選手を合わせて計13人の大量指名だったが、現在もユニホームを着ているのは加藤匠馬捕手のみ。1位で竹下真吾投手、2位で風張蓮投手が入団したヤクルトにいたっては、育成選手を含む指名8選手がすべて引退している。日本ハムの江越大賀外野手、広島の戸根千明投手、阪神の高濱祐仁内野手など、2球団を渡り歩いた選手たちもまた、2024年シーズンを終えて戦力外となった。
Full-Count編集部