【高校野球・秋季関東大会】横浜が17年ぶり4度目優勝 健大高崎に延長10回タイブレーク サヨナラ勝ち 奥村凌がV打 奥村頼が好救援
■高校野球 秋季関東大会・決勝 横浜4×ー3健大高崎 延長10回タイブレーク(4日 横浜・サーティーフォー保土ケ谷球場) 横浜(神奈川1位)が延長10回タイブレークの末に健大高崎(群馬1位)にサヨナラ勝ちし17年ぶり4度目の秋季関東大会の優勝を飾った。3番手・の背番号「1」の左腕・奥村頼人(2年)が無死一・二塁からの延長タイブレーク10回表を無失点に抑える。10回裏の攻撃で1死二・三塁から奥村凌大(2年)がライト前にタイムリーを運びサヨナラ勝ち。 横浜は明治神宮大会で四国地区代表・明徳義塾(高知)と21日(木)に初戦で対戦する。 横浜の先発は1年生右腕の織田翔希。織田は初戦となった準々決勝・東農大二(群馬2位)戦で9回を2安打完封勝利、準決勝の浦和実(埼玉1位)戦は4番手で3回を無安打無失点に抑え今大会は12回を投げ無失点だった。 織田は1回にヒットと四球で2死・二塁とすると5番・小堀弘晴(2年)にセンターへタイムリーを運ばれ1点を先制され、今大会で初失点を喫した。 健大高崎の先発は最速158キロ右腕の石垣元気(2年)に初回から4回まで毎回、得点圏に走者を進めるもあと1本が出ない。 織田が2回以降は5回まで4イニング連続で三者凡退に抑え1人の走者のも出さない。6回に2四球を出し2死一・二塁とするが小堀を右飛に打ち取った。 その裏の攻撃で先頭・為永晧(2年)が四球で出塁し2死二塁とすると5番・奥村頼人(2年)がレフトオーバーのタイムリーツーベースを飛ばし、1ー1の同点に追いつく。 だが織田は7回に2本のヒットと味方の失策に二盗を決められ1死二・三塁とすると石垣にライトへ2点タイムリーを浴びて1ー3と勝ち越され降板。代わった2番手・片山大輔(2年)が後続を抑えた。 だが横浜は7回の攻撃で相手失策で先頭・駒橋優樹(2年)が出塁すると2死三塁から為永と3番・奥村凌大(2年)が連続タイムリーツーベースを放ち、3ー3の同点に追いつきた。 8回から登板した奥村頼人が8、9回とともに無得点に抑えた。 〇来春のセンバツは出場32校で一般選考29校、困難な状況を克服して好成績を残した学校が対象となる「21世紀枠」は前回大会と東日本・西日本の区分を設けず同じ2校、明治神宮大会優勝の地区に与えられる1枠は例年通り。 一般選考の地区別校数も前回大会と同じ、北海道1、東北3、関東・東京6(関東4、東京1、残り1は両地区を比較)、東海3、北信越2、近畿6、中国2、四国2、九州4となっている。 センバツは来年3月18日(火)から30日(日)まで13日間(準々決勝、準決勝の翌日休養日各1日を含む)で開催される。 出場校を決める選考委員会は来年1月24日(金)、組み合わせ抽選会は3月7日(金)の予定となっている。