沖縄で島豆腐の品評会 1位はひろし屋食品、2位はマルサン豆腐店 3位は… チャンプルーでの食べやすさなど審査
沖縄県内外の豆腐製造業者が集う「第12回ニッポン豆腐屋サミット」(主催・県豆腐油揚商工組合、全国豆腐連合会)が9日、那覇市の県市町村自治会館であった。新設された島豆腐品評会の結果、内閣府沖縄総合事務局長賞・知事賞に「ひろし屋食品」(那覇市、糸数力也社長)が輝いた。 【写真】島豆腐作りで石臼を使って大豆をすりつぶす体験に笑顔を見せる児童ら 品評会は10月5日に西原町であった「第3回豆腐フェスタ」内で実施。県内各地から24品がエントリー、塩味や風味のほかチャンプルーでの食べやすさなどで審査した。ひろし屋食品の豆腐は真空パックでの提供も特徴。糸数社長は「真空パックにすることで味をしっかりと残しつつ、日持ちも実現した。県外でも食べてほしい」と喜んだ。2位の全豆連賞にはマルサン豆腐店(石垣市)、3位の沖縄豆腐組合賞はゼネラルインターナショナル玉城豆腐店(西原町)が選ばれた。 サミットには北海道や京都府、鹿児島県などから約100人が参加し、付加価値創出や人手不足解消などを話し合った。島豆腐18品が並んだ試食会では、県外の参加者は興味津々。愛知県の豆腐屋・川原の川原匡博社長は「塩味や硬さがそれぞれ異なり、おもしろい」と味わった。クロックワークの伊志嶺哉代表、上間フード&ライフの上間喜壽会長の講演もあった。(政経部・村井規儀)