水中に広がる海のアジサイ クラゲとコラボも
新江ノ島水族館で現在、サンゴやイソギンチャク、フジツボをアジサイに見立てた「海中のあじさい水槽」が期間限定で展示されている。 2013年から毎年開催している同企画では、相模湾に生息する11種類の生物をアジサイの造花と共に展示し、江の島の崖に咲くアジサイの様子を再現。華やかな色のハナダイやエビが水中を彩る。
展示しているのは、オオエダキサンゴ、フタリビワガライシ、ココポーマアカフジツボ、サンゴイソギンチャク、ヒメハナギンチャク、キンギョハナダイ(オス・メス)、スミレナガハナダイ、ケラマハナダイ、オトヒメエビ、ホンヤドカリ。烏帽子岩の周辺や逗子の岩場で地元漁師の網にひっかかったものなどを収集した。
展示担当者は「相模湾は海の生き物の宝庫。鎌倉や江の島のアジサイと共に、雨でも楽しめる当館のアジサイをぜひ見に来てほしい」と話している。
また、同館こだわりの「クラゲファンタジーホール」では、水槽の周りに3Dプロジェクションマッピングでアジサイの花を投影する「海月の宇宙(そら)~あじさい~」を開催中。クラゲの生態や飼育の歴史を紹介するオリジナルクラゲショーの映像と共に、約14種のクラゲとアジサイのコラボレーションが楽しめる。 「海中のあじさい水槽」「海月の宇宙~あじさい~」は6月30日まで。「海月の宇宙~あじさい~」上映は一日6回で、各回約10分。 (齊藤真菜)